第25話
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だったようね♪」
青年の言葉に依頼人が首を傾げている中事情を既に察していたレンは笑顔を浮かべた。
「ほらほら!早く親父さんの話を聞いてやってくれよ!」
「ああ、わかった。―――遊撃士のルーク・ブライトだ。行方不明の観光客を探して欲しいって事だけど……早速、詳しい話を聞かせてくれるか?」
そして青年が入口に向かって声をかけるとルーク達が入って来た。
「あら?貴女は……」
「レンさんですの!」
「おいおい……どうなってんだ?」
レンに気づいたティアは目を丸くし、ミュウは声を上げ、ガイは戸惑いの表情でレンを見つめた。
「キ、キース君。何で遊撃士の方達がここに……」
一方事情がわからない依頼人は青年に視線を向けて事情を尋ねた。
「なに言ってんだよ親父さん。困ったときの遊撃士だろ?今朝話を聞いてから、大急ぎでクロスベル市のギルドに依頼を出したのさ!」
「はぁ……その気持ちはありがたいが……」
「ふふっ、捜索をする側の私からすれば人手が増えるからむしろ助かりますので気にしないでください。」
青年の気遣いに溜息を吐いている依頼人にレンは苦笑しながら慰めの言葉を贈った。
「……あ、あれ。なんだか反応悪くない?」
「……”特務支援課”に出向しているレンがいるって事はまさかとは思うけど……俺達と同じ依頼を請けたのか?」
「ええ♪実は――――」
レンは自分も同じ依頼を請けてここに来たことをルーク達に説明した。
「……なるほど、そういう事か。」
「みゅ?どういう事ですの??」
「……違う組織に所属している者同士が同じ依頼を請けてしまったという事よ。―――それよりもレン、貴女一人だけなの?確か”特務支援課”は他にも4人いると聞いているけど……」
事情を聞き終えたガイは頷き、不思議そうな表情をしているミュウに説明をしたティアはロイド達がいない事に気づき、レンに訊ねた。
「ロイドお兄さん達は別の緊急要請の対応をしているわ。この依頼は遊撃士の人達と一緒にやる事は確信していたけど……うふふ、まさかお兄様たちとだなんてついているわ♪」
「へ……何で俺達―――遊撃士がこの依頼を請けるって確信していたんだ??」
レンの話が気になったルークは不思議そうな表情で訊ねた。
「今朝クロスベル支部の端末にハッキングして、今日来ている依頼を確かめたのよ♪」
そしてレンの答えを聞いたルーク達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「それってどう考えても情報泥棒じゃねぇか……」
「お前な〜……警察官の癖に非合法な事をするなよな……」
「自分が所属している組織以外の組織の情報を盗む意味がどれ程の事か理解し
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