ネェル・アーガマ隊の訓練秘話
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そのようにいうとネェル・アーガマの高度を下げて発進させた機体の回収を行っていた時
6月25日のアメリカ合衆国ではマクダエル・ドグラム社のF-15C イーグルが全米に配備されつつあるが元々はF-4更新機として開発され、
遠近共に高い対BETA戦性能を誇る汎用第2世代戦術機として世界各国で採用されたがやはり今回のハイヴ攻略作戦においてはあくまでも数が圧倒的に足りないのだ。
実際に世界中に配備する為に大量生産はしていたが、何処の国もMSの技術の解析に力を入れているために、現場での殆どの国はいまだに第一世代型の戦術機の改造機が多く出回っていた。
確かにアメリカの生産力はすごいが、それでもイーグル生産は一ヶ月通して、たったの100機しか作れないのだ。
これはアメリカが第一世代機を作るのに多くの力を回している為に、新型機は作ったとしても売れるとは限らないのは当たり前であった。
だからこそ7月の中旬頃のハイヴ攻略にある程度の数をまとめて第二世代型戦術機を運用することで。
戦場での実績を残そうという魂胆でもあった。
ソ連川も同じくMFPTI計画始動したのだ。
これは第二世代型と呼ばれているが【MiG-23/27】の失敗を挽回すべく、米国のATSF計画に対抗する多機能前線戦術機計画(MFPTI=МФПТИ)が開始される、これによって第3計画によって作られた子供達が乗る特別な戦術機の開発もスタートしていた。
むしろこっち側がソ連として本命といえたのだ、確かに第3計画の作られた子供達の高い能力を秘めているが、それを戦場に出せるほどの安全な戦術機はまだソ連側には存在はしていなかったから。
だからこそジムの技術を解説した上でそれを出来うる限り詰め込んだ特殊機を作ろうといえるのだから恐ろしいとさえいえたのだ。
またこの計画で作られる戦術機は表の部隊用の開発もあるが、それがむしろ本命を隠す為のダミー計画では計画内部の人間しか伝わっていない真実であった。
こうして、人類初めてのハイヴ攻略戦に向けて着々と準備を続けていた、人類側であった。
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