第24話
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情になっているソフィアを宥めたハロルドはロイド達に事情を説明した。
「いえ、よく相談してくれました。―――どうやら私達で手分けして捜した方がよさそうね?」
「ああ、巡回中の警官も今日ばかりは忙しそうだしな。そうなると………割り振りを考える必要がありそうだ。」
「そうですね………」
「ま、別々に探して通信で連絡を取るのが一番だろ。」
「わ、私もお手伝いさせてください!でないとあの子が……コリンが……」
ロイド達が話し合っているとソフィアが真剣な表情で申し出たが
「……落ち着きなさい。皆さん、私達はいったん、住宅街にある自宅に戻ります。その近辺の捜索は私の方で一通り行いますので。」
ハロルドが宥め、ロイド達に提案した。
「なるほど………その方が効率的でしょうね。自分達は手分けして他の街区を一通り捜してみます。それから………息子さんの手掛かりになるものを何かお持ちではないですか?写真があれば一番ですけど。」
「!ああ、ちょうと記念祭で撮った写真を現像してもらってたんです!えっと、確かここに………」
ハロルドは懐から写真の入った封筒を取り出し
「………これです!」
自分達の子供―――コリンが移った写真を3枚ロイド達に渡した。
「可愛い………」
「男の子なのに美人さんですね。」
写真に写る少年を見たエリィとティオはそれぞれ微笑んだ。
「ううっ………コリン………」
「ほら、いったん家に戻ってコリンが帰ってくるのを待とう。ひょっとしたら家の方に戻ってくるかもしれないし………」
「でも………でも……!あの時みたいな事があったら………!」
「大丈夫だ………!もう絶対にあんなことは………!」
(あの時………?)
(何か事情があるみたいね………)
真剣な表情で言い合っている2人の様子が気になったロイドは首を傾げ、エリィは辛そうな表情で見つめていた。
「………すみません、取り乱してしまって。その………ちょっと事情がありまして………」
「いや、気にしないでください。そうだ………写真の他に普段コリン君が持っているような品物はお持ちではないですか?うちには警察犬もいますので匂いで辿れるかもしれません。」
「おお………!」
「じゃ、じゃあこれを………!あの子の持っていたぬいぐるみです!」
ロイドの話を聞いたハロルドは声を上げ、ソフィアは必死の表情でロイドにぬいぐるみを渡した。
「あ………”みっしぃ”のぬいぐるみですか。」
「それではお借りしておきます。」
「ま、焦ったって仕方ねぇ。街の中にいる限りは安全だろうし俺達にドンと任せてくださいよ。」
「は、はい。ありが
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