第24話
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に似た内容もあったわよね?」
「……ええ、アルモリカ村の宿酒場”トネリコ亭”の主人のゴーファンさんから観光客の捜索の緊急要請が来ていますね。内容が対象者の捜索のようですから人手がいる上時間がかかると思い、他の支援要請を手分けして素早く終わらせてここに集合したのでしたね………」
「どうしましょう……?どちらの要請も人命がかかってくるかもしれないし………」
レンの指摘にティオは静かな表情で頷き、エリィは不安そうな表情で考え込んでいた。
「―――だったらレンは一人でアルモリカ村の緊急要請を請けるから、ロイドお兄さん達の方はそのハロルドさんって人の頼みを聞いて迷子の捜索を始めたらどうかしら?」
「ええっ!?レ、レンちゃん一人で………!?幾らなんでも一人で行方不明になった観光客の捜索をするのは厳しいと思うのだけど……」
「あら、レンは今は休職しているけどA級正遊撃士よ。遊撃士の仕事で迷子の捜索とかもあって、それを一人で何度も達成した事があるから一人でも問題ないわよ。」
「なるほどな……要領がわかっている分、あまり経験のない俺達を連れて探すより一人で探した方が効率がいいかもしれないな。」
エリィの心配に対して答えたレンの説明にランディは納得した様子で呟き
「それに高確率で遊撃士協会もその要請―――いえ、”依頼”を請けていると思うから遊撃士の人達と連携すれば、人数の少なさもカバーできるわ。」
「遊撃士協会も高確率でその要請を請けていると思うって………何でそんな事がハッキリと言えるんだ??」
レンの話を聞いてある事が気になったロイドは不思議そうな表情で訊ねた。
「うふふ、今朝遊撃士協会の端末にハッキングしたら”特務支援課”に来ている緊急要請の内容と全く同じ内容の依頼があったもの♪」
そしてレンの口から出たとんでもない答えを聞いたロイド達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「あのな、レン……まだ違法になっていないとはいえ、警察自らが違法同然の行為をするのは問題大ありだろう!?」
我に返ったロイドは疲れた表情でレンに指摘し
「というかレンさん、ハッキングができるレベルの導力端末の技術に長けていたのですか。だったら昨日のヨナの依頼にレンさんにも手伝ってもらった方が楽だったかもしれませんね。」
「そういう問題じゃないでしょう、ティオちゃん………」
ジト目でレンを見つめるティオにエリィは呆れた表情で指摘した。
「つーか、何で遊撃士協会にも俺達と同じ内容の依頼が来ているんだ?」
「多分だけど依頼者の関係者が気を利かせて依頼者とは別に依頼したのだと思うわよ。遊撃士協会に来ている緊急要請と全く同じ内容の依頼をした依頼者の名前も緊急要請に来ている
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