第19話 ミナリンスキーの想い
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ね」
と、いつもの癖で穂乃果にするように頭を撫でてしまった
「ちょ....//////あんた!なにするのよ!」
「あぁ、すいません。つい癖で...」
とか言いつつ撫でるのを止めない。
矢澤先輩は先輩だけど意地っ張りの妹みたいでなんかいいな...
「......ねぇ」
「はい?」
「なんであんたはいつも私のこと苗字で呼ぶの?みんなのことは名前で呼ぶくせして...」
確かに言われてみれば矢澤先輩以外の人は名前で呼んでる.....
だからなに?って思うけど
「名前で呼んだ方が嬉しいんですか?」
「違うわよ!どうしてそうなるの!ただ......」
「ただ?」
「.....///なんでもない!じゃあね!また明日」
先の言葉は言わず別れを告げる
その背中は少し寂しそうに見えて
「さよならです!『にこ先輩』」
ピタッと立ち止まり、振り返らず手を振って帰る
(......なんなのよ....なんで私はあんなこと..........)
ピロピロピロリン〜♪
スマホにメールが入った
相手はことりからだった
『これから大地くんの家に言ってもいいですか?』
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ピンポーン
「はーい」
パタパタと母さんが玄関に出る。
もう来たのか....早いな
「あら」
「大地ー、お友達が来たわよー」
「俺の部屋まで通して〜」
コンコン
「どうぞ〜」
「お邪魔しま〜す....」
そろそろと入ってきたことりはすぐに部屋の中を見渡し「へぇ〜」と感嘆する。
「大地くんの部屋って綺麗なんだね...それに何もない...」
「何もないとは失礼だな。机にベッド、ミニテーブルにタンスにクローゼット。ちゃんと備えあるじゃないか」
「違うよぉ〜なんていうか、さみしい?飾りとかないし、この様子だと勉強道具以外ないんじゃないの?」
「まぁ.....ことりの言う通りだな、別に必要とか思ってないしあまり余計なもの部屋にあると集中できなくなるんだよ」
俺はペットボトルの蓋を開け、コップにお茶を注ぐ
洒落っけがないっていうのかな。男子高校生の割には漫画やゲームも持ってないし。
「そんなことよりほら、そこの座布団に座って茶でも飲め。」
「うん、ありがとう」
「大地くん、頼み事があるの....」
「ん?」
「今日のことについて穂乃果ちゃん達に内緒にしててくれな
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