第18話 Past Memory3
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「なななんだよそれ!俺と東條さんはそんな関係じゃねぇよ!どこをどう見たらそう解釈できんだよ!な!」
「.......(ブンブンブン)///」
「ふぅ〜ん、ま、後ろ指さされないようにだけはしろよ〜」
皓貴は手をひらひらと振って先に会場へ向かった
「な、なんなんだよあいつ....どうして俺と東條さんが付き合ってるように見えるんだよ....どう思う?あいつ...」
「.........っ//////」
東條さんも無言のままスタスタと先に行ってしまった。
大会は目の前だというのになにがどうなってんだか.....
大会というのは長いようで短い
短い演技時間だが、そこにどれだけ努力の成果を見せつけるか。どれだけダンスを楽しんでいるか。それが大会を勝ち残るコツなんじゃないかと思う。
結果は優勝には至らなかったが
緊張はしていたが、1人1人満足行く結果で、しかもやりきることができた。そして俺たちは次の目標へ向けて頑張ろうと決意した。
「ねぇ君!」
帰り際、東條さんと今日の大会について感想を言い合っているところに突然声が掛かった。
「.....俺?」
「そう!そこの君だよ!」
俺達の目の前に現れた少女はショートヘアの茶髪で身長が低く、活発そうな感じだった。
ちょっと出てるおでこが可愛らしいと思った
「俺に何か用ですか?」
めんどくさそうに返答すると、少女はズカズカと歩いてきて俺の顔に指さして告げる
「私の名前は------!いい!今回は貴方達....いや、君のダンスに負けたけど、次の大会では絶対勝つからね!覚えておきなさい!」
いきなりの宣戦布告に俺も東條さんも呆然
つか.....どうしていきなり?
「え...と俺の事知ってるの?」
「当たり前じゃない!君の所属していたクラブは県大会優勝して有名だったじゃない!」
「あぁ...そう言われればそうだったな。あれ?なんでそのこと知ってるの?」
「私も小学の頃からやってて、ずっと君のダンスを見てたからよ!」
少女はまだ未熟な胸を反らして威張る。
よくわからない子だな〜
「そうか....今度大会で会ったらよろしくな!」
俺は手を差し出す
「......」
少女も無言で手を握り返し、すぐにどこかへ行った
「あ、そうそう」
少女は振り向いて口から出た言葉は意味不明だった
いつものオレンジ色の髪の女の子はどうしたの?
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