第18話 Past Memory3
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いがですか?」
「うん......」
転校初日だから友達つくるの難しいんだろうな.......
じゃあここは一発かましますか!
「じゃあ俺と友達になりましょうよ!俺、東條さんと友達になりたいです」
「え?」
親指をぐっと立てて俺を指し示す。
「俺と話した今この瞬間、あなたは俺の友達です!この意味わかりますね?」
「と、友達.......私が?君の?」
「そ。ここでの友達が初めてですか?」
「.......ひっく.....ふぇっ」
「へ?」
いきなり泣き始めたぞ?心を抉るようなまずいこといったかな?
「ど...どうして泣くんですか。なにか地雷踏んだのでしたは謝ります」
「ううん....ひっく、違うの。ひっく...そうじゃないの。」
「違う?」
「友達ができたの......生まれて初めてで.....嬉しくて」
なん....だって?
今のが聞き間違いでないとするなら彼女はどうやって小学校生活を送ってたんだ?
「.....私ね、両親がどっちも忙しくてあっちこっちに飛び回ってるの。転勤族って言うの。だから転勤先の小学校に行ってもすぐ転勤だから友達と言える友達がいなくて......」
「そう、なんですか...」
転勤
俺も小学校の時に恐らく一度だけやった。状況が違うにしろ東條さんの気持ちがわからないでもない。
「俺も前に転勤したことあるからその気持ちわからないでもないです。辛いですよね.......転校なんて」
頭をよしよしと撫でて慰める
「ごめんね、ありがとう」
泣きやんだところで再度、問いただす
「東條さん、もう一度聞きます。ダンス部...入ってくれませんか?」
「うん!!!!」
彼女の笑顔に不覚にもドキッとしてしまった
「なんだ.....東條さん笑うと可愛いじゃないですか」
「ふぇっ!!!ちょっと何を言ってるの?///わ、私は....」
「ははっ、照れてるところも可愛いですよ?そうやって笑っていれば自然と人が集まってきますって。独りぼっちなんて損するだけですよ?殻を破ってみましょうよ!これを機会に」
「殻を....破る?」
「そ、自分は内気だから無理...とか思ってる暇があったら自分から積極的になった方が為になるってことです!ね?」
「....ふふっ、笹倉くんって面白いね」
「そうですか?」
「だって笹倉くん年下でしょ?なのに同級生と話すようなノリだから...」
「だめ...でしたか?」
「ううん、いいよ。私からもお
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ