暁 〜小説投稿サイト〜
μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第16話 やりたいことは
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し出す

「こ、こちらこそいつも亜里沙ちゃんと仲良くしてます。こ、高坂雪穂と言います」

そう言って私の手を握り返す

「高坂.....雪穂?」

聞いたことある苗字ね...しかも顔がどことなく似ている気がする

「雪穂にはね、お姉ちゃんがいるんだよ。しかもお姉ちゃんと同じ音乃木坂の2年生に」

ああ..やっぱりね、あの子の妹さんだったのね...


「そう....それじゃあさっそくだけどそこに座ってもらえる?」

2人に椅子に座るように促して準備を始める








「---このように音乃木坂学院の歴史は古く、この地域の発展にずっと関わってきました。さらに当時の学院は音楽学校という側面も持っており、学院内はアーティストを目指す生徒に溢れ、非常にクリエイティブな雰囲気に包まれていたといいます。」

私は準備してきた原稿に目を通しながら「修整したらしっかりこれを頭にいれておかないとね...」とぼんやり考えながら読みすすめる。


「そんな音乃木坂ならではの--「うわっ!!!体重増えた!」



............いきなり雪穂ちゃんの声にびっくりした私は読むのを止めてしまった。

体重が....増えた?もしかして居眠りしちゃってた?

それはつまり.......私の言葉に何も魅力がなかったってこと?


「あ.......ごめんなさい」

意識が戻った雪穂ちゃんは小さくなって謝る

「ごめんね、退屈だった?」

怒ることはなく、静かに聞いてみる。

「いいえ!すごく面白かったです!後半すごく引き込まれました!」

初対面の人、しかも友達の姉である私を批判できないよね....
しかも居眠りしてたから尚更よね

ちょっぴりショックは受けたけどそれは私のやり方が間違っていんだ

「オープンキャンパス当日までに直すから遠慮なくなんでも言って」

それしか私には言えなかった

「亜里沙はあんまり面白くなかったわ」

「ちょっと!」

亜里沙の発言に雪穂ちゃんは止めに入るも亜里沙は止まることなく続けた

「なんでお姉ちゃんはこんな話しているの?」

「なんでって...学校を廃校にしたくないからよ」

亜里沙の問いに少し苛立ちを覚えてしまった

「私も音乃木坂はなくなって欲しくないけど、でも.....








これがお姉ちゃんの『やりたいこと』?」





『絢瀬会長は廃校を阻止するために......何がしたいですか?』








私は亜里沙の質問に答えることができなかった。








〜☆〜




「ぐわぁぁぁぁぁっ!あと
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