第13話 条件と対立と
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「んぁ?なんだ海未か....」
「あ、大地...今から帰るんですか?」
「まぁな...やる気無くなったし家帰って寝るかな」
昇降口で出会ったのは部活帰りの海未。
「え....えっと....大地...」
「ん?なんだ?」
「一緒に...帰っても..いいですか?///」
『一緒に....寝ても....いいですか?///』
ふぉっ!!落ち着け落ち着け落ち着け!!
俺は何を聞き間違いしている!海未に限ってそんなことは決してない!
深呼吸だ!す〜は〜....す〜は〜.....よし。
ツー
あ、また鼻血出てきた
鼻を押さえながら答える
「い、いいよ。一緒に帰ろうか」
「いいのですか!やった〜!!」
珍しく海未は顔を真っ赤にして嬉しそうに笑う
校門前に来た時によく耳にする曲が聞こえた。これは....μ‘sの《START:DASH!!》??
音のする方には金髪の中学生が門に寄りかかって音楽プレイヤーを片手にリズムを取りながらくちずさんでいた。音楽プレイヤーに映っている動画はネットにアップされていないシーンが殆どだった。なぜこの子が持っているんだろうと気になった。多分海未もそうだろう
てか...
誰かに似ているな...金髪.....金髪
ふと浮かんだ予想を隅に置いて、俺は近づく
「君っ」
「えっ?あ!貴方達はμ'sの園田海未さんとマネージャーの笹倉大地さんですか!?」
いきなりの出来事に海未は言葉が出ず、やっとのことで出たのが
「ち、ちがいます!」
だった。俺はチョップをかまし「嘘つけ。ちゃんと答えろ」と俺の背中に隠れている海未を引っ張り出す
「はい....私が...園田海未....です」
「やっぱり!私μ'sの大ファンなんです!!握手してもらっていいですか?」
「え..は、はい。いいですよ」
海未は頬を染めながらも中学生と握手する
「笹倉さんもいいですか?」
「もちろん」
この子はなんていうか...もし彼女が妹なら守ってあげたくなるタイプだな
俺には兄弟がいないからちょっとだけ欲しいと思ってしまった
「で、君はどうしてここに?」
「はい!お姉ちゃんを待ってたんです!」
お姉ちゃん......まさか...
「亜里沙〜!」
「あ!お姉ちゃん!」
《亜里沙》と呼ぶ声の持ち主は........
「やっぱり....あなたでしたか」
「.......生徒会長」
我らの生徒会長、絢瀬絵里だった。
〜☆〜
話がしたいということで
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