第13話 条件と対立と
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「じゃあ.....先ほどラブライブ出場に関して許可を頂きました。感謝します。ですが、今の絢瀬会長の生徒会の活動を制限するのは何故ですか?俺からすると生徒会も活動させてもよろしいのではないかと思っています。」
「ちょ、ちょっと大くん」
「大丈夫だよ、穂乃果」
別に絢瀬会長の肩を持つつもりはない。今はまだ....だけどあまりにも不公平な気がしてならなかったのだ。
「そうねぇ〜.......その質問には応じられないかな」
「そ、そうですか...すいませんでした」
俺は謝って身を引く。
「いいのよ。」
無言で俺を見ていた絢瀬会長は仏頂面で「失礼します」と言って理事長室から去っていった。
「えりち....」
それを心配そうに眺める東條副会長。
「では俺達も--「でもエントリーするのは構わないけど条件があります」
去ろうとして理事長に呼び止められる。
条件?なんなんだ?優勝してこいとか?そんな無謀なことは流石にないと思う。
「勉強が疎かになってはいけません。次の期末試験で1人でも赤点を採るようなことがあったらラブライブへのエントリーは許可しません。いいですね?」
なんだそんなことか....音乃木坂のレベルなら大したことないな
「わかりました。みんな大丈夫だよな?.......あれ?」
後ろを振り向くと穂乃果、凛、矢澤先輩は床に突っ伏していた。
あれ?赤点.....採らないよね?大丈夫だよね?
嫌な予感がひしひしと3人から伝わってきた。
「申し訳ありません」
「ません」
どうやら穂乃果は数学、凛は英語...矢澤先輩は....
「先輩、教科書逆さまですが...」
「そ、そそんなことないわよ!にこは全教科80点は余裕で取れるんだから!」
「絶対嘘ですね......」
矢澤先輩は古典が苦手らしい。
「小学校の頃から知ってはいましたが....」
「穂乃果ちゃん、4×7?」
「.......25?」
これはもうダメな感じだった。
「頼むよ...穂乃果、凛、矢澤先輩。これで赤点採ってラブライブ出場できなかったらめちゃくちゃ恥ずかしいぞ....」
もう...呆れるしかなかった
「落ち込んでいても仕方ありません!穂乃果には私とことり。凛には花陽と真姫がついて、弱点の底上げをしていきます。」
「じゃあにこ先輩には?」
「それは--「にこっちはウチが担当するわ」
「え?」
そこで登場したのは東條副会長。
「だ、大丈夫なんですか?」
「副会長...いいんですか?あんなちんちくりんの先輩の為に.
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