暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic4夢が生まれた日〜Turning Point〜
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。それより、ギンガとスバルが巻き込まれたそうですが、2人の容体は・・・?」
「あ、ああ。多少煙を吸ったようだがそれだけで、入院することもないそうだ。高町嬢ちゃんとハラオウン嬢ちゃんに感謝しねぇとな」
「それは何よりです」
「・・・それとよ、話は変わるが。毎年、女房の墓に花を添えてくれているよな。ありがとよ」
「いえ・・・」
確実とは言えないがクイントさんは生きていると俺は考えている。葬式の時は知らなかったためにクイントさんの死に酷くショックを受けたが、プライソンを叩き潰すための調査の中で敬遠していたクイントさんの死亡した状況を調べた結果、もっと早く調べていれば、と後悔した。
(リボルバーナックルを装着したままの両腕しか見つかっていない・・・!)
棺に収められていたのは両腕だけ。なら他の身体はどこにある? プライソンの手元にあるに違いない。MIAのメガーヌさん、それと行方不明になっているルーテシア、リヴィアもまたそうだろう。プライソンとの本格的な衝突はそれ即ちクイントさん達を奪還する戦いでもある。しかしこれはあくまで俺の推測でしかないため、三佐たちには話せない。希望を持たせるわけにはいかない。今はまだ・・・。
『ルシル君。そろそろ撤退しよか』
「『了解。合流する』・・・ナカジマ三佐。自分はそろそろ・・・」
「お、そうかい。今日は本当にありがとうな、陸士部隊を代表して礼を言わせてくれ」
「いえ。これも管理局員としての仕事ですから」
三佐と敬礼し合って踵を返し、そのまま別れた。ギンガとスバルが今、俺のことをどう思っているかについては聞かないし、話されなかった。それが答えなんだろう。彼女たちはまだ幼い。まだ時間は掛かるだろうし、ずっと恨んでくれたままでもいい。負の感情もまた生きるのに必要なものだ。
「「「「お疲れ〜」」」」
「ああ。お疲れ様」
はやてとなのはとフェイトとユーノ、4人と合流して互いを労い合う。そしてそのまま予約したというホテルへタクシーで向かう。夜も更け11時近くだったが無事にチェックイン。
「「「おやすみ〜」」」
「うん。おやすみ」
「おやすみ。良い夢を」
はやてとなのはとフェイトが3人部屋へと向かうのを、俺とユーノは手を振りながら見送った。そして俺たちははやて達の部屋から3つ離れた部屋へ入る。
「疲れた〜。魔力ももうカツカツだよ」
「ああ、俺もだ」
ユーノは運ばれてくる怪我人を何時間とぶっ通しで治癒魔法で治し、俺は魔力消費の激しい水流系魔法(魔術だったら記憶なんて何百と吹っ飛んでただろうな)を同じように何時間とぶっ通しで発動していた。
「温泉、どうする・・・?」
「あー、そんな気力は無いな。今日はもう即就寝
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