暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic4夢が生まれた日〜Turning Point〜
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つつ消火を繰り返し、ようやく第4セクターに到着した早々オレを待ち受けていたのは炎の壁。膨大な量の海水の砲撃で炎を捩じ伏せて消火しつつ、「見つけた!」要救助者5名を発見。しかし結構まずい状況だ。火の壁に囲まれ、今まさに呑み込まれようとしている。
「誰かー!」
「助けてー!」
「いやー、死にたくない!」
「ママー! パパー! お姉ちゃーん!」
「俺はここで死ぬのか・・・」
阿鼻叫喚。俺は「管理局です! 1ヵ所に集まってください!」助けに来たことを大声で伝えつつ追行してくる海水を操作。1ヵ所に集まったのを確認して、要救助者と炎の間に海水を割り込ませて壁とし、拡大させることで炎の壁を押し退けながら消火も行う。炎の壁だけでなく周囲の火にも水の砲撃を撃ち込んで消火していく。完全鎮火させたのを確認して・・・
「もう大丈夫ですよ」
5人に微笑みかける。5人は安堵の表情を浮かべ「ありがとうございます!」俺なんかに礼を言ってくれた。それから救助隊が到着するのを待ち、「ではお願いします」5人を預けた俺は、救助隊からの要請で数名の隊員を伴って消火と救助活動を再開。
『こちら通信本部。本局03、応答願います』
「こちら本局03、どうぞ」
『スバル・ナカジマという11歳の女の子を捜しています。姉のギンガ・ナカジマ13歳の話によると、エントランスホールで逸れたとのことですが、火災後の混乱で、現在どこに居るのか判明していません。捜索をよろしくお願いします』
確か先の次元世界では、ギンガはフェイトに救助されているはずだよな。そしてこのタイミングで『こちら本局01。スバル・ナカジマを救助しました』なのはからスバルを助け終えたと通信が入る、と。よし、順調だな。あとは残りの要救助者を救い出し、はやての凍結魔法で完全鎮火すれば、今回の大火災は終わりだ。
「こちら本局03。引き続き消火及び救助活動を行います」
『お、お願いいたします!』
それから俺は救助隊と共に何十人と救い出し、火災もはやての活躍でようやく完全に鎮火した。そして用意された弁当を夕食として頂き、事後処理ももう終わろうかという頃、「坊主!」聞き憶えのある呼び名が背後から掛けられた。振り向けばやはり「ナカジマ一尉・・・」が居た。
「はは。今じゃ三佐だ、陸士108部隊の部隊長になったんだよ。有言実行だろ?」
「そうですね。失礼しました、ゲンヤ・ナカジマ三佐」
彼と直接顔を合わせるのは随分と久しぶりになるな。ナカジマ三佐は俺の顔、正確には左目に掛けたモノクル型神器・“プロヴィデンス” を見て「まだ、左目は治ってねぇのかい?」悲しげな表情を浮かべた。
「ええ、まぁ。ですがもう左の視界が潰れているのも慣れましたし、大した問題はありません
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