暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic4夢が生まれた日〜Turning Point〜
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こととなった。はやての相棒であるリインもまた、彼女の補佐として頑張ってくれている。

(事件を見過ごした分、犠牲者は1人として出させない!)

あまりにも勝手な話だがな。それでも俺は自分勝手な道を歩むと決めたんだ。いつか・・・友達としてではなく局員としてのはやて達と衝突する未来が待っているかもしれないとしても。

「では任務開始や!」

「みなさん、お願いします!」

はやてとリインに見送られながら俺となのはとフェイトは空を翔け、「また後で!」散開して、それぞれ別ルートで轟々と燃え盛る空港へと突入する。俺はその前に、「通信本部。こちら本局03、ルシリオン・セインテスト」臨時に与えられたコードネームを使い、通信本部――移動指揮車に通信を入れる。

『はい、通信本部。どうしましたか』

「救助が済んで無人となっている区画を教えてほしい。救助と同時に消火を行いたい」

『っ! 了解しました。マップをお送りします。ですがあの、未発見の要救助者が居るかもしれないので・・・』

「無論きちんと確認してから行うよ。ありがとう」

海上スレスレを飛びつつ海水に俺の魔力を当て、「よし」支配下に置いた海水を引き連れて空港敷地内に到着っと。まず海面と陸地の境界に巨大な水球状の中継点――ポンプを空中に固定。馬鹿みたいに魔力を食うが、この中継点が消火活動の生命線になる。

「よしっ、行くか!」

中継点から海水を引き続けながら空港内に入る。そして炎が上がっている場所へと向かって高水圧の水流砲撃を放ち、弱い火なら即消火していく。激しい炎は少々時間が掛かるが、海から直接水を水を引いてぶち当てているためちゃんと消火できている。マップ的に第3セクターと呼ばれるエリアの完全消火に成功。それを報告しようとした時・・・

『本局03、応答願います』

「こちら本局03、どうぞ」

本部から通信が入った。通信の内容は、今から進もうとしていた第4セクターに要救助者が数名取り残されているが、火の回りが激しく救助部隊が進めないという。俺は「了解。至急向かいます」そう応じ、さらに第3セクターの消化が完了したことを報告。ついでに、そこから救助隊を進行させるよう進言。

『崩落の危険性とかはあらへんか?』

「確約は出来ないが、損傷レベルは低。問題なしと思われる。安全なルートは水を辿って来てくれれば判る」

『水・・・? どうゆうことや? ルシ――本局03』

「突入口から現在オレの居るところまで海から水を引いて来ているから、水を辿れば判る、というわけだ」

『っ! 了解。本局03はそのまま消火と同時に要救助者の救助をお願い!』

「了解だ」

はやてとの通信を切り、俺はそのまま第4セクターへと飛び立つ。中継点をいくつも作り
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