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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic4夢が生まれた日〜Turning Point〜
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シアは両手の人差し指をツンツン突き合わせながら頬を膨らませた。そういやユーノとルシルはこっちに来てないわね。アリシアにそう言われたルシルは「そっか。すまん」ちゃんと謝って、ユーノと一緒に「俺たちにも見せてくれ」あたし達のところへやって来た。
「みんな、良い笑顔だね。心から笑ってるって感じがする」
「それを思うと本当に悲しいな。強い魔力や先天性技能を持っている子はいつも犠牲になる側だ」
ルシルが悲しげな声色でそう言うと、1枚のモニターに映る子供たちを撫でるような仕草をした。なんだかんだ言ってルシルだって、はやてのために次元世界の犯罪者や管理局すら敵に回す、なんて超がいくつも付くほどのお人好しなのよね。
「でも、だからこそフェイトちゃんやアリシアちゃんが、助けてくれてる。だよね?」
「うん。だって・・・」
「子供が
将来
(
ゆめ
)
を見れず希望も抱けない世界なんて、大人だって悲しいし寂しいから」
それがフェイトとアリシアの原動力なのよね。2人の思いに感動してると「2度も試験に落ちた時はもうダメかと思ったがな」シグナムがからかい口調でそう言った。するとフェイトは「もう! シグナム、どうしてそう・・・!」脹れっ面になった。
「あぅ〜、その時期には私にいろいろありましたし、その所為で多分な心配をさせちゃってましたし・・・」
「う〜ん、実際なのはがあんなことになってなくても落ちてたと思う。ちょーむずかったし」
「「うん、むずかった」」
ガックリ肩を落とすフェイトとアリシア。執務官って役職はエリートだしね、そりゃ普通の状況でも落ちる時は落ちるもんよね。娘2人が暗い影落としてる中で「その点、はやてさんは上級キャリア試験に一度で合格して。本当にすごいわ」リンディさんがはやてを褒めた。
「い、いや、そんな! わたしの場合はタイミング的にも良かったですし、何よりレアスキル持ちってゆう特別措置もありましたし・・・」
フェイトとアリシアを気に掛けるようにチラチラ見ながらそう返すはやて。とりあえずあたしは「ま、これでも食べて元気出しなさい」アコース査察官の差し入れだっていう料理を3品くらい2人の取り皿によそって手渡した。
「「ありがと・・・」」
「でも上級キャリア試験に受かってホンマに良かったって思います。スキル持ちでスタンドアロンも出来る優秀な魔導師となると、結局は便利アイテム扱いですし。適材が適所に配置されるとも限りませんから。それをどうにかするための佐官までの近道である上級キャリア試験は無事突破。あと必要になる指揮官研修も受けてます」
「部隊指揮官かぁ〜。なんか、あんな小さかったはやてちゃんが1つの部隊を丸々取り仕切る立場になるなんて。お姉さん、時の流れが早いことにビックリだよ」
「
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