第21話
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ィの言葉にムキになったロイドがランディを睨み、その様子をランディが笑いながら見ていたその時
「はあ………何やってるんだか。はい、冷たい飲み物。」
「ラムネの屋台があったので買ってきました。」
エリィ達が戻り、それぞれ飲み物をロイド達に渡した。
「お、ありがたいねぇ。」
「ああ、マジで助かるよ。」
「「んくっ、んくっ、んくっ………ぷはああああああっ!」」
渡されたロイド達はそれぞれお礼を言った後一気飲みをして、大きな溜息を吐いた。
「まったく男の子ときたら………消耗したばかりなんだからあんまりジャレ合わないの。」
その様子を見ていたエリィは呆れたが
「エリィさん、妬いています?」
「クスクス、確かにエリィお姉さんって嫉妬深いように見えるものね♪」
「ちょ、そんなわけあるはずないでしょう!?それにその………男の子同士になんて………」
ティオとレンに視線を向けられ、顔を赤らめて慌てた。
「聞いた話だと、そういう特殊な趣向もあるそうですし………これはもうフラグが立ってしまったのかもしれませんね。」
「そ、そうなの………?」
「というかロイドお兄さんの場合、ほおっておいたら老若男女関係なく色んなフラグを乱立させるんじゃないかしら♪」
「フッ、悪いなお嬢……!この世界は弱肉強食!喰うか喰われるかが全てなのさ!」
ティオの話を聞いたエリィが戸惑っているとそこにレンとランディがダメ押しした。
「あ、あなたねぇ………」
「はあ………何の話をしてるんだか。」
ランディの様子を見たエリィとロイドが呆れていたその時
「―――フフ、賑やかだねぇ。」
ワジがヴァルド達と共に近づいてきた。
「やあ………そっちはもう回復したのか?」
「ふふ、まあね。今日の所は素直に負けを認めておこうかな。」
「ケッ………ふざけた結末だったぜ。―――おい、赤毛。今度はガチで勝負しろよ………?あの最後の爆発力……てめえ、猫かぶってやがったな?」
「あー………別にそういうわけじゃねえよ。あんだけ一気に力を出すとその分、消耗も激しくってな。奥の手みたいなもんだから、あんま、やりたくねーだけさ。」
ヴァルドに睨まれたランディは疲れた表情で答えた。
「チッ、あの黒髪の小僧といい………まあいい、さすがに疲れた。てめぇら、引き上げるぞ。」
「ウーッス!」
「フフ、それじゃあ僕達も失礼しようかな。アディオス。なかなか楽しかったよ。」
「―――撤収だ。」
「了解!」
そしてヴァルドとワジはそれぞれ声をかけた後、青年達を連れて去って行った。
「は〜………”レイヴ
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