第20話
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……!」
「ああもう………!ヨシュア!君も何とか言ってくれよ!」
「……ごめん。僕もちょっと退けないかな。」
「うっ………」
喧嘩する気満々であるヴァルド達やエステル達を見て表情を引き攣らせた。
「フフ、それじゃあ僕はヴァルドに加勢しようかな。さすがの君も、その2人を相手にするのは難しいだろうし。」
「ケッ……勝手にしろや。」
「だあああ〜っ!だから何でそうなるんだって!」
(こ、困ったわね………)
(このままだと凄い乱闘騒ぎになってしまいそうですね………)
(相変わらずエステルの事になると途端に冷静さを失うのは変わっていないわねぇ。)
ワジとヴァルドの会話を聞いたロイドは大声を出して2人を睨み、エリィは疲れた表情で溜息を吐き、ティオはジト目でエステル達を見つめ、レンは呆れた表情で溜息を吐いた。
「―――あのよぉ。そんなにやり合いたいんなら別の方法でやればいいんじゃね?」
するとその時、ランディが意外な提案をした。
「え………」
「ふぅん……?」
「せっかくの祭りだ………遺恨を残してもつまらねぇだろ。だったらスカッとする方法で決着を付けるっつーのはどうだよ?」
「スカッとする方法だぁ………?」
「えっと………ランディさん、どういうこと?」
ランディの話を興味を持ったその場にいる全員はそれぞれランディを見つめた。
「ああ、そいつはな――――」
ロイド達に見つめられたランディは口元に笑みを浮かべて説明し、その後ロイド達はランディの提案を実行する為に旧市街に移動した
〜旧市街〜
「フフ………なるほどね。旧市街の地形を利用した追いかけっこ(チェイスバトル)か………なかなか楽しめそうじゃない?」
「ハッ、いいじゃねえか!妨害アリ、何でもアリのケンカレースってわけだな!?」
「スピード、パワー、テクニック、それに駆け引き………一通りが必要になるわけですね。」
「へえ〜、面白そうかも!」
「ハハ、だろ?」
自分の提案を聞いて賛成の様子のワジ達を見たランディは笑いながら4人を見回し
「だろって………ランディ、あのなぁ。」
「喧嘩にならないのはいいけど………結局、周りの人達に迷惑をかけるんじゃないかしら?」
エリィはロイドと共に呆れた後、周囲に集まっている人だかりを見回し
「まあ、その割には皆さん見物に集まってますけど。」
「うふふ、見物料として一人100ミラをとったら結構な金額になるのじゃないかしら?」
ティオは周囲の人物達の興味ありげな様子を見つめて呟き、レンは小悪魔な笑みを浮かべて呟いた。
「ま、いいんじゃない?なんかお祭り
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