東方死絶禍5-寒空の夜道
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黒芭が目覚めたのは湖の近く。
だが周りは霧の湖とはちがった
樹が生えていて、薄暗い。
通称、魔法の森。
黒芭「............!」
先程のフランとの弾幕バトルで体を痛めていた。
服装もボロボロで破れている。
そして黒芭の横には傘を被った忍。
肌を見せず、細身の男性のような姿。
影縫である。
黒芭「うっ........立てないっ!」
足までやられているのか立てないようだ。
影鵺は黒芭を支える。
肩を組ませ、立たせることが出来た。
黒芭は右目、両腕、左足を怪我していて、
とてもではないが行動することは不可能だ。
黒芭「影縫........お疲れ。ありがとう。」
その言葉で影縫は姿を消した。
刹那、黒芭は岩影に もたれ掛かった。
黒芭「懐かしいな..........こうしてもたれ掛かった
ってのも..............フラン。つぎは命をもぎ取る。」
傷ついた体を休めながら、黒芭は笑みを浮かべた。
そして、眠りについた............。
?「怪我が酷いわね........」
まだ終わらないようだ。
少したって............
黒芭が目を覚ましたのは、誰かの家。
可愛らしい人形が置いてあるベッドにて
目を覚ました。
だが、体が痛む。
吐き気がする。寒い........
黒芭「..........うっ....」
?「大分辛そうね。薬でも飲む?」
そう語りかけるのは、黒芭より背が高く
どこか大人っぽい女性だ。
髪は金髪であり、赤いカチューシャで
留められている。
青い目は透き通っている。
そして女性の肩には人形が止まっている。
?「貴女......今日は絶雹凍冬って知らなかったの?
そんなボロボロで........」
絶雹凍冬。気温が-20度以下を観測すると言う
幻想郷屈指の寒冷日だ。
黒芭「うぐっ........あぐあっ!」
口から血を吐きそうになった。
さすがに我慢できたが........................。
?「少しでたほうが良さそうね。」
黒芭「外で吐いてきます..............」
そう言って黒芭は家を出た。
這いずって。
足が痛むなか、川を見つけた。
黒芭「影縫っ!」
影縫が夜の森から現れた。
影縫は桶を持っている。
それで水をすくって、
黒芭「ぐっ..........!!」
血を吐いた。少量だが。
ひゅううううう..................
ボチャッ
なにかが川から顔を出した。
?「うわぁぁ..............っ
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