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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第76話
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様との戦いを望むなんて……」
マクバーンの言葉を聞いたエリゼは呆れ、エリスは信じられない表情をし
「―――だが、私達にとっては悪くない話だ。」
「幾らあんな化物が相手でも、女神のアイドスが負ける方がありえないよね〜。」
パントは静かな表情で呟き、ミリアムは口元に笑みを浮かべて呟いた。
「…………―――頼む、アイドス!」
そしてリィンはアイドスを召喚した!
「……………………以前私達と戦った時にあった魔剣を失ったにも関わらず、貴方は女神である私を超えられると思っているの?」
召喚されたアイドスは静かな表情でマクバーンを見つめて問いかけ
「クク、確かに
魔剣
(
アングバール
)
を失ったのは痛かったが、今の俺にはこんな事もできるんだぜ!?」
アイドスの問いかけに対し、マクバーンは不敵な笑みを浮かべて片手から黒き焔の魔剣を顕現した!
「黒き焔の魔剣……!?」
「あ、ありえない……あの時使っていた”外の理で創られた魔剣”以上の力を感じるわよ!?」
マクバーンが持つ魔剣を見たガイウスは驚き、セリーヌは信じられない表情をした。
「恐らくあの魔剣も”グノーシス”によるものなのでしょうね。」
「”グノーシス”によって奴の”異能”が強化された事によって、アングバール以上の力を持つ魔剣を顕現できたと言う訳か……」
一方リアンヌとレーヴェは冷静な様子で推測し
「……………………」
アイドスは目を伏せて黙り込んだ後目を見開き、片手を挙げて自身の愛剣の名を叫んだ!
「――星芒より出でよ、”真実の
十字架
(
スティルヴァーレ
)
”!!」
すると異空間から”慈悲の大女神アイドス”の神剣――――”真実の
十字架
(
ラクススティルヴァーレ
)
”が現れてアイドスの片手に収まるとアイドスは静かに剣を構えた。
「更なる戦と力を求めて死してなお、この世をさまよう哀れなる”人”よ……”オリンポスの星女神”の一柱にして”慈悲の大女神”たる私がこの場で浄化し、救済してさしあげましょう……!」
「元結社”身喰らう蛇”の蛇の使徒が第七柱”鋼”にして、”英雄王”リウイ・マーシルンと”聖皇妃”イリーナ・マーシルンの守護騎士リアンヌ・ルーハンス・サンドロッド……我が戦友達の道を阻む者を討ち滅ぼさん。いざ―――尋常に勝負!」
「カリンの為に……そして俺の生徒達の為にも貴様をこの場で討つ――――行くぞ、もう一人の”結社最強”にして執行者No.T――――”劫炎”のマクバーン。」
そしてアイドスはリアンヌやレーヴェと共にマクバーンとの戦闘を開始し
「フフ……こちらも始めるとするか。」
「――――皆……兄上に俺―――いや俺達の信念を証明する為に……そして兄上に
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