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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第52話:酒の席だから言える事もある。言わない方が良い場合が多いけど。
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えてるのは筆遣いじゃなくて、男の筆の遣い方だぜ(大笑)」

「テメー適当なこと言ってんじゃねーぞ腐れヒゲ! 俺が何時そんな事したよ!?」
ウルフ君、凄く酔っ払ってる。
プーサン(父さん)も刺激しない方が良いんじゃないのかなぁ?

「おやおや……毎週土曜日に丘の上で芸術高等学校の美女と逢い引きしてるじゃあ〜りませんか。もう彼女の中のキャンバスに、(チミ)の白い絵の具を塗ったくっちゃたんでしょ?」
「な……お前……ば、馬鹿か!? ピクトルさんとはそう言う関係じゃねーよ!」

「ウルフ君……君には決まった相手が居るのに、更に浮気もしてるのかい?」
「ち、違うってティミーさん! このオッサンのイカレたハッタリだよ! アンタの妹を2人相手するだけで手一杯なんだよ!」
プーサン(父さん)に視線を向けると、ニヤニヤと水を飲んでいる。どっちが信用出来る?

「アンタ……姫様に……しかも2人に手を出してるのか?」
「う、うるせーヒッカータ! 外野は黙ってろよ」
何で彼はこんなにも慌ててるんだろうか?

「おいコラ、今すぐ訂正しろ。俺への疑惑を訂正しろプーサン! こんなデタラメがあの2人の耳に入ったら大惨事が起きるだろ!」
「僕が訂正しても、彼女……ピクトルさんが“私の彼氏はエリートメン”と宣伝してたら意味なくね?」

「そんな事言う訳ねーだろ。付き合ってもいないのに……」
「付き合ってないと思ってるのはウルポンだけだろ。ピクトルさんは彼女気取りかもしれないだろ! プラトニックな関係だけど、何時かは……ってな感じ?」

「ふざけるな。会ってるときは絵の話しかしてないんだぞ! キスは勿論、肉体的な交わりなんて皆無だぞ!」
「お前……肉体関係がないからって付き合ってないとは言えないだろ。どんだけ極端な恋愛感情だよ?」
確かに……僕もアルルとは肉体的交流が無いときから恋愛感情はあった。

「それに言ってないだろ……自分には2人も付き合ってる女が居るって事を(笑)」
「言える訳ねーだろ。相手は姫で、しかも2人も居るんだぞ! お前と違って俺には良識が備わってるんだよ!」
……2人に手を出した時点で、君の良識はそこの男と同ベクトルだよ。

「ふふふっ……如何だろうかねぇ? 明日は土曜日……甘い逢い引きタイム。試しに『ねぇこれから君の部屋に行っても良い?』って聞いてみ。顔を真っ赤にして、嬉しそうにOKするから。鍵を開けて部屋に招き入れたら、股を開いて招き入れてるのと同じ事だよ」

「お前なぁ……ピクトルさんに限ってそんな下品な感情を持ち合わせてる訳ねーだろ! 世の中、お前水準で存在すると思うなよ」
その通りだ。プーサン(父さん)水準が普通だと思うのは間違ってる。

「バ〜カ、恋は盲目って言われてるんだ。恋する乙
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