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=戦闘訓練編= イショウセレクト
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ら独立した意識を持っているという超珍しい個性でもある。光に弱く闇では暴走とピーキーではあるが、戦いでは頼りになるスタンドみたいなものである。

 ……ちなみにガチ暴走するとシャレにならない強さなので、その辺の対策として俺はヒーロースーツにスタングレネードを、そして日常生活では常に多目的懐中電灯を持ち歩いている。まぁ、それは単なるサバイバルアイテムの一つなんだけどね。

「ねね、ところで私のヒーローコスについては何かないの?」

 常闇の衣装には触れながらも自分がスルーされているのが嫌なのか、葉隠が割って入ってきた。……衣装がどうって、あんたステルス確保のために殆ど服着てないじゃな……。

「えっと………す、素敵な手袋だな!」
「ホント!?これスッゴイ悩んだ奴なんだ〜!なーんだ寝てるだけじゃなくて見るとこ見てんだ!」

 両手をぶんぶん振り回して喜びの舞いを踊っていると思われる葉隠を見つめながら、俺は何か釈然としない気持ちを覚えた。なんというか、親に嘘をついて褒められる時の内心で「違うんだ」って叫んでる感じ。

「常闇、お前葉隠の衣装どう思う」
「いま、本人がお前に褒められて喜んでいる。真実とは己の胸の内にあればよい……」
「そ、そうね」

 喜んでいる姿は顔見えないけどまぁ可愛いし、可愛いってことは正義なんじゃないかなぁと適当に思う。ともかくこれ以上彼女が絡みづらいボケを振って来ないことを切に願う。

「……ところで手袋以外はどうよ!?」
(あ、オワタ)

 げに儚きは人の望みなりけり。
 
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