第84話
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るとは……フフ……仙狐様に良い土産話ができたな……)
(ほう……かの炎をその目にする時が来るとはな……クク……さすがは”正義”を司る古神といった所か……素晴らしい……!あれほどの聖なる気を纏った炎等、見たことがない……!)
”正義の大女神”アストライアだけが放つ事ができる炎にして究極神大魔術であり、Sクラフト―――”聖なる裁きの炎”を見たそれぞれの主の身体や腕輪を通して見ていたサエラブやアスモデウスは口元に笑みを浮かべ
(”聖なる裁きの炎”か……オレも本来ならあの炎に焼き付くされるべき……いや……オレにはあんな聖気を纏った炎より、煉獄で燃え続けている炎がお似合いや……)
ケビンは焼き尽くされて行く様子の岩塊を見つめた後、暗い笑みを浮かべ
「…………………」
シルフィエッタは静かに見つめていた。そして炎が消えるとそこには誰もいなく、ただ塵だけが残っていた!
「……何であんな変なモノをティリが”主”と呼んでいたかは知らないけど……ま、いいわ。それよりこれで残りはイグナート唯一人!」
「皆さん、あと少しだけ私達に力を貸してください……!」
塵になった場所を見つめて呟いたセオビットはケビン達に振り返って叫び、シルフィエッタは深く頭を下げ
「応!!」
シルフィエッタの言葉に答えるかのように仲間達はそれぞれ力強く頷いた!その後ケビン達が巨大な魔法陣があった場所に向かうと魔法陣は消滅し、先に進めるようになっていたので、先を進むとそこには玉座に4つの手を持ち、尾が生え、2本の角を生やした巨大な魔人が座っていた!
〜ラエドア城・謁見の間〜
「お、大きい………!」
「!!なんちゅう禍々しい気を纏ってんねん……!感じられる気からして魔王クラスやぞ!?」
「……お前が”破戒の魔人”―――イグナートか。」
巨大な魔人―――イグナートを見たエステルとケビンは驚き、リウイは警戒した様子でイグナートを睨んだ。
「フン……ようやく戻って来たな、シルフィエッタ。それに見覚えがある駒もいるようだが……まあ、そのような些細な事はどうでもいい。さっさと私の傍に来い、シルフィエッタ。」
「……あれだけ貴方の為に戦功を立てた娘に向かって駒とは随分な言いようね。」
一方イグナートはシルフィエッタとセオビットに視線を向けた後、シルフィエッタを見つめて呟き、イグナートの言葉を聞いたセオビットは怒気を纏ってイグナートを睨み
「―――嫌です。」
シルフィエッタは静かにイグナートを睨んで呟いた。
「……何?フッ……糧如きが私に逆らうつもりか?貴様の故郷はどうなってもいいと?」
そしてシルフィエッタの言葉を聞いたイグナートは弱冠驚いた後嘲笑の笑みを浮かべて、シル
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