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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
雨夜-レイニーナイト-part5/裏切りの代償
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立てながら、ヤナカーギーの胸をその自慢の角で突き刺した。瞬間、ヤナカーギーの体が赤く輝き始め、ヤナカーギーがもだえ苦しみ始めた。そして、最後にゴモラはヤナカーギーがを突き刺したまま顔を乱暴にあげ、ヤナカーギーを宙に放り出した。
そして…雨夜の空に吹っ飛ばされたヤナカーギーは大爆発を起こして木端微塵に砕け散った。
「ち…手こずらされたな」
かろうじて勝利を収めたジュリオだが、ゴモラの体力はすでにオーバー。もはや、グレンへの援護は望めなかった。ジュリオはやむを得ず、バトルナイザーを掲げる。ゴモラは光のカードに変換され、彼のバトルナイザーの中に戻って行った。


「がははははは!!なんだあの巨人は!いきなり現れたので驚かされたが、見かけ倒しで大したことないではないか!」
「グレン、戻れ!この状況じゃお前は…!」
苦戦を強いられるグレンを見て、リッシュモンはグレンを嘲笑った。サイトはすぐに変身を解いて引くべきと考えた。
しかし同時に、その後はどうすれば?と疑問を抱いた。
今の自分は変身できない。グレンの支援をするには、ウルトラガン程度では無理だ。
すると、アニエスからの怒声が飛ぶ。
「よそ見をしている場合か!?」
「!」
彼女の声に反応し、サイトはとっさに横に回転しながら避けた。それと同時に放たれた風の刃が、サイトの立っていた場所の大理石を砕いた。
「ちぃ…死にぞこないが。おとなしく焼かれてしまえばいいものを」
リッシュモンが忌々しげにサイトを見る。どうせこいつは変身できない。なぜなら彼が変身に使う道具は自分が持っているのだ。
「今すぐ怪獣を止めろ!」
サイトがリッシュモンに向けて怒鳴りつける。それを聞いてリッシュモンは一瞬眉をひそめた。変身能力を失ってなお闘志を失わず、生意気な口を叩いてくる小僧に対して明確な不快感を抱いた。
だが、ここで一つ…リッシュモンは外道らしいある一つの考えを思いついた。
「そうだ、せっかくだから一つ追加注文でもしておこうか」
「追加注文だと?」
アニエスが目を細める。
「貴様らは虚無の担い手を味方につけているであろう?そいつを私に引き渡せい!」
「何!!?」
ルイズを引き渡せだと!?耳を疑うリッシュモンの要求にサイトたちは目を見開いた。
「レコンキスタ共はそやつもほしがっていてな。虚無の担い手を手に入れたとなれば、奴らも黙ってはおるまい。わしに対して高値を払ってでもほしがるであろうな」
そしてその金を使って自分はアルビオンで豪遊生活を続ける…という算段なのだ。
さっきの舞台の上では、
「ふざけんな!なんでルイズをてめえみたいな奴に渡さないといけないんだ!」
サイトは当然反対した。こんな男にルイズを…女の子を引き渡すなど男の風上にも置けない。
「立場をわかっておらんようだな。今の
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