暁 〜小説投稿サイト〜
μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第12話 センターと絵里
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とは思ってました」

「その話からすると海未はもう歌詞考えたのか?」

「え?まぁ...ですが曲名が良いものが出てこなくて」

「まぁとにかくμ'sの紹介動画を撮ってくれたら好きに使ってもええよ」

東條副会長が最後にまとめて穂乃果、ことり、海未、凛は部室へ向かった。俺もその後に続こうとする

「あれ?大地君も行っちゃうの?」

「へ?行っちゃダメっすか?」

「ウチをここに置いてくつもりだったん?」

「え?いや...そんなつもりは」

この人は一体何が言いたいんだろう。思わず言葉に詰まってしまう。
東條副会長はというと黙って俺を見ている。なんていうか.....気恥ずかしい

「や、やっぱりいきません」

「そ♪それでええ♪少しお話しようや」

「は..はぁ」

話がしたいなら最初からそう言え、という思いを抑えてベンチに座る。
丁度日差しが木の陰で遮られているので涼しい。

「なんか東條副会長すごくやりづらいです」

「ん〜?少なくともそれはウチのせいではないで?」

「なんでそう言えるんですか。どこからどう見ても副会長が--」

「そんなことないで?カードがウチにそう告げるんや」

そう言って東條副会長は胸元からタロットカードを取り出す。俺はタロットカードよりもその大きな2つの果実に目がいってしまったのは絶対に秘密である。

「あぁ...そうですか。もうそれでいいです」

目を逸らして呆れた声で返答する。眠たいんだ...早く寝かせてくれ

「で?何の用ですか?」

「ん〜?なぁ大地くん、えりちのこと好き?」

「は、はぁ?一体なにをいきなり」

「ごめんごめん言い方間違えた。えりちのことどう思う?」

「対して意味変わってないように聞こえますが。えりちって生徒会長でいいんですよね?」

「うん」

どう...って言われてもね。言い方悪いが俺たちからすると天敵。でも副会長はそんなことを聞きたいのではない気がする。
やっぱり返答に戸惑ってしまう。俺の返答を待たずに副会長は話を続ける。

「えりちはな、真面目すぎるんよ。いい意味でも悪い意味でも。だから誰かが寄り添って支えてあげる必要があるのよ....」

「....続けてください」

「あの子だけじゃどうしようもできない事が起こった場合、えりちは自分で自分を傷つけて追い詰めてしまう。今まではウチがえりちを止めてきた。でもえりちを本当の意味で救うことができるのはウチやない。君なんよ?笹倉大地くん」

「俺が....?」

「そうや、だからえりちを敵視しないでちゃんと見てあげて」

「......なんで俺なんですか?」

「さぁ?なんでやろ〜ね♪」

東條副会長
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