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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第49話
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異世界に行った時に僕達の武具を創ってくれた人ですよね!?」
「それもウィルさんではなく、その娘の人達がそのようなとてつもない薬を開発していたのか……」
「しかも”特務支援課”に所属していたなんて……!」
「武具だけでなく、薬の調合までできるとか”工匠”ってできる分野が広すぎでしょう……」
サラ教官の説明を聞いたエリオットやガイウス、リィンは驚き、アリサは疲れた表情で呟いた。
「それにしてもディオン卿のご息女であられる方達も”工匠”としての腕前も凄まじいですね……」
「ああ。16歳にもなっていないのに、そのような凄まじい効果を秘めた薬を開発できるなんて、普通なら考えられないしね。」
「じゅ、16歳にもなっていないって……!その人達、一体何歳なんですか!?」
パントとルイーズの会話を聞いていたマキアスは信じられない表情で尋ねたが
「マキアス、そなた……」
「年齢は女性に対する禁句ですわよ……」
「ちょっ!?というか普通に考えて誰でも気になるだろう!?」
厳しい表情をしたラウラと呆れた表情をしたセレーネに見つめられると焦った表情をした。
「フフ……――――ウィル殿のご息女の方達の年齢についてですが、姉が15歳、妹達は14歳との事です。」
「じゅ、15歳に14歳!?そんな幼い娘達がそんなとんでもない薬を開発したの!?」
「私や姫様達よりも年下ですね……」
「フッ、どんな娘達なのか、非常に気になるねぇ?」
「もう、アンちゃんったら……」
「ハハ、まあこれがアンだからね。」
リアンヌの話を聞いたアリサは驚き、エリスは目を丸くして呟き、興味ありげな様子でいるアンゼリカを見たトワは呆れ、ジョルジュは苦笑していた。
「フフ、確かに年齢はまだ幼い方達ですが、見た目は正直大人と言ってもおかしくありませんよ?」
「あ、そう言えばクレアは”匠王”の娘達に依頼する為に直接会った事があるんだったよね?だったら顔見知りのクレアも行った方がよかったんじゃないの〜?”グノーシス”の解毒薬の”開発者”である匠王の娘達の協力も必要だと思うし。」
「へ……」
「何だと!?」
ミリアムが呟いた意外な事実を知ったマキアスは呆け、ユーシスは驚きの表情で声をあげ
「フフ、それは私も考えましたけどヨアヒム・ギュンターが貴族連合を使っての襲撃に備える為に私もエレボニアに残るべきだとレクターさんに言われましたので、エレボニアに残る事にしたのです。」
クレア大尉は苦笑しながら答えた。
「まさかこのような身近な所で話にあったウィル殿のご息女達と面識がある人物がいたとは……」
「”依頼”って言っていたけど、何の依頼をしたの?」
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