ボーンホルム島での会談
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やたは東ドイツ側が抱えている契約者二人もかってに死亡する可能性も高いのだよ・・・そんなことをかってにするのであれば、この話をソ連に持ち込んでもいいのだよ君」
「それは・・・ですが・・・例の計画が決まれば・・・我々は・・・だからこそ、今のうちにこのファイルの機密ごと貴方達に・・・」
「分かっているならば・・・少しは世界情勢を読むことも大事だぞ・・・戦闘データを見て知っている思うが・・・火星軍は我々では作り出せないはずの【粒子兵器】を搭載した機動兵器を配備・生産しているのだ」
「そんな相手と戦うことになればわれわれは東ドイツを見捨てる覚悟は十分にある、これは他の国々の一部からも承認を得た答えでもある、しばらくはなりを潜めるしかないだろうな・・・」
「わかりました」
こうした会話も海王星作戦の直後に行われていたために、クーデタの話も一時的に中止となっていた。
そのためか武装警察軍の戦術機大隊「ヴェアヴォルフ(人狼)」を率いる大隊長ベアトリクス・ブレーメ少佐率いる大隊には当然最新鋭機の【MiG-23 チボラシュカ】が配備・運用されていた。
これも歴史通りならば東ドイツで使われているはずが、こちらでは今回の交渉場所となる
【ボーンホルム島】の警備任務を与えられていたが契約者である以上は火星軍と政府との交渉次第では
事実上隊長という任務を解かれることは、すでに本人に通達済みであった。
こうしている間にも2隻のベクトラと旗艦ペンシルバニアがゆっくりとボーンホルム島の軍港に近づき、一番巨大な軍港に2隻は一度海に着水した上で・・・
湾岸部に船は寄せたのだ、このときほど、他の国々から呼ばれている技術者や仕官の連中が驚いたのは無理は無かった。
なんせ映像はあるが、それは本当にとられたものか? 合成ではないのか? 疑ってはいたが・・・
現実問題として・・・彼らの目の前に堂々と存在してしまっている以上、否定なんてことは出来なかった。
こうして、ボーンホルム島にベクトラ級2隻と連合側の旗艦ペンシルバニアが軍港に入ると、ブライト・ノア司令官とサトシ提督とアムロ・レイ大尉の三人だけが船を下りると、
日本人風の黒くて長い髪をした女性【ベアトリクス・ブレーメ少佐】と【パウル・ラダビノッド准将】も乗艦から降りてブライト達三人を出迎えていた。
こうして火星軍と呼ばれる人物の交渉がはじまろうとしていた。
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