第13話
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星見の塔付近まで来たロイド達だったが、近くに警備隊の車両が止まっている事に気付き、車両の近くにいる警備隊員に事情を聞く為に近づいた。
〜星見の塔〜
「う〜ん…………一体、誰の仕業なのかな……?こんな場所に入る物好きなんていると思えないんだけど……」
警備隊員――ノエル・シーカーは扉の前にある壊されたバリケードを見て考え込んでいた。するとその時
「おーい!」
ロイド達がノエルに近づいてきた。
「……あなたたちは……」
「やっぱり君だったか。」
「はは、妙な所で会うもんだな。」
「ロイドさん、ランディ先輩?エリィさんにティオちゃん。それにそちらの菫色の髪の女の子は一体……」
「ご無沙汰しています、ノエル曹長。」
「その節はどうも……」
「うふふ、レン・ブライトよ。短期間だけど”特務支援課”に出向しているわ。」
驚きの表情で自分達を見つめるノエルにエリィとティオはそれぞれ会釈している中レンは自己紹介をした。
「ふふっ、お久しぶりです。ところで……どうしてこんな所へ?あまり人が立ち寄る場所じゃないと思うんですけど……」
「ああ、少し事情があってね。それより、そこのフェンスはどうしたんだい?」
「その、どうやら何者かによって破壊されたみたいなんです。元々、この塔は危ないから警備隊が封鎖してたんですけど……あたしも定期巡回していてちょうど発見したばかりで。」
「そうだったのか……」
「このタイミングで破壊されたフェンスか……十中八九、犯人は見えたな。」
「そうね……」
「???」
「えっと、実は……」
ロイドは仲間達の会話で首を傾げているノエルに仲間達と共にこれまでの経緯をかいつまんで説明した。
「カルバードの東方人街からやって来た暗殺者……!?」
「ええ……そうなんです。その人物から、この塔で待っていると伝言を受け取って……」
「これでダメ元で調べに来たんだけど……どうやら本当に待ち受けているみたいだな。」
「は〜、街ではそんなことが………それで、どうするんですか?まさか本当に誘いに乗るんじゃないですよね?」
「いや……あえて乗ってみるつもりだよ。」
「え、で、でも………相手は危険な犯罪者なんでしょう?どんな罠があるかもしれないし……何だったら副司令に頼んで警備隊から応援を……」
罠があるかもしれない状況で暗殺者と会おうとするロイドを心配したノエルは提案をしたが
「いや、相手は相当なプロだ。下手に大部隊を動かしたら感づいて逃げられるだろう。ここは少人数で行くのが正解だぜ。」
「そ、それは……そうかもしれないですけど。」
ランディの正論を聞い
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