暁 〜小説投稿サイト〜
カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション
turn:0 ニュージェネレーション
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情のまま頭を下げ花束を差し出していた
「あの、俺、いつまでも応援してます!だから………」
そんな彼の言葉を聞いて笑顔で花束を受け取るアム
「ご結婚、おめでとうございます」
「ありがとう、長良ケイ君」
「うぅ、う〜」
憧れの人に名前を呼ばれ、その人が今心の底から幸せそうにしている
感極まったケイはそのまま泣き始めてしまった
「よし泣け、思いっきり泣けケイ、お前には俺たちがついてる」
ツネトの励ましを受け我慢できなくなったケイはその場に崩れ落ちて大泣きを始めた
その光景に苦笑していたシオンのもとにグラスが差し出される
「おめでとうシオン」
「ユウヤ」
烏森ユウヤ
シオンの幼馴染ではあるが実力主義者で何度も衝突した間柄だが
「今日はめでたい日、お互い昔のことは言いっこなし、こいつで水に流そうぜ」
そう言って壁に寄りかかり自分のグラスを掲げるユウヤ
「………ああ」
受け取ったグラスで乾杯をするシオン
シオンとアムの結婚式の帰り道
一緒になって歩いていたクロノとトコハ
「素敵だったなぁ、アムのドレス姿」
「お前もやっぱそういうのに憧れるとこあんだな」
「当然でしょ、女の子だもん」
頭の後ろで腕を組みながらぼやくトコハ
「でも、今日アムみてると自信なくしちゃうなぁ、本当にきれいで、私もあんな風になれるのかな」
そんなトコハの目の前に小さな箱が差し出された
「なにこれ?」
「だったら俺が、お前を負けないくらいきれいにしてやるよ」
首を傾げながら箱を手に取ったトコハは中身を空けて目を見開いた
「馬鹿」
涙を浮かべながら笑顔でクロノに寄り添い、ただ一言そう呟くトコハ
そして新たな時代へ
「ねえ、また一緒にファイトしようよ」
クロノ・ドランは未だに沈む赤い獣に声をかけ続けていた
「あの頃のような力強い君の姿を、また見せてくれよ」
獣はドランの声に答えることなくただその場から動かなかった
「一緒に行こうよ、新しい時代へ」
かつてヴァンガードを通して出会い、共に戦ったファイターたちが新たな道を進んで数年
病院の廊下を慌てて走る男性の姿
「トコハっ!」
髪を乱し必死の表情で駆け込むトコハの兄、安城マモル
いきなり飛び込んできた彼に病室にいた人々は口々に指を口の前に立てた
「兄さん静かにして、やっと寝た所なんだから」
トコハが抱いている小さな命、先ほど生まれたばかりの新たな命
「す、すまない、つい取り乱して」
そう言ってトコハの抱いている赤ちゃんをのぞき込むマモル
「これで兄さん、この子の伯父さんね」
「ははっ、手厳しいな」
苦笑するマモルは正面にいるカムイを、そのカムイがおんぶしている別の赤ちゃんを見た
「カムイ君の所も女の子だったよね、名前なんだっけ?」
「うちのはメグ
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