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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第七話 模擬戦 AMFの驚異!
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(消えた?魔力そのものが消された……だと?)

愕然としてるのはティアナも同じだ。

「バリア?」

自らの弾丸を消されたティアナが目を見開く。

「違います。フィールド系?」

後ろのキャロが状況からそう判断した。






「魔力が消された?」

スバルも、目の前で起こった現象に戸惑っている。

困惑しているフォワードに、なのはの念話が届く。

『そう、ガジェットドローンにはちょっと厄介な性質があるの。攻撃魔力をかき消す、アンチ・マギリング・フィールド、AMF。通常の射撃は通じないし……』

説明の途中だったが、ガジェットが再び逃走を始めた。

「あ、この!」

逃がすまいと、スバルがウィングロードを発生させ、追走する。

「まて、スバル!」

アスカが止めるよりも早く、スバルが駆け出した。

「だから落ち着けよ、お前は!」

スバルを追いかけるアスカ。だが、なのはの説明はまだ終わってない。

『それに、AMFを全開にされると、事象や足場作り、移動系魔法の発動も困難になる』

意味あり気ななのはの台詞。ピンとくるアスカ。

(それって、魔力結合ができなくなるって事か?だとしたら……ウイングロードが崩れる!)

スバルに追いつく為に、アスカはエリアルダッシュで加速する。

ウイングロードの先にいるガジェットが、逃走を続けながらAMFの出力を上げた。

「え?」

快調に飛ばしていたスバルの目の前で、ウイングロードが消えていく。

「うわあぁぁぁぁ!」

突然の事に急制動できず、スバルが空中に投げ出された。

「くそっ、間に合えよ!エリアルコンボ・A!」

アスカはエリアルダッシュとエリアルウォークの混合魔法を発動させて空中に駆け出す。

そして、スバルを空中でキャッチする。

「ここで魔法キャンセル!」

スバルを抱き抱えたまま、アスカはAMF影響範囲に入る前に魔法を切断した。

目の前にはビルのガラスが迫っている。

「そりゃ!」

そのままスバルを抱え、ガラスを蹴破ってビルの中に着地した。

その様子をモニターで見ていたなのはが、感心したように声を上げる。

「へぇー。たった一回AMFを見ただけで攻略を思いついたんだ」

その言葉にシャーリーが反応する。

「AMF影響下に入る前に加速して、直前で魔法をキャンセル。後は慣性で突き進む、ですか?」

「うん。炎や氷、雷のように具現変換した物にAMFの影響は出ない。
でも、ウイングロードや魔力弾のように、純然たる魔法現象には激しく干渉する。
魔力走行もまたしかり。
でも直前でキャンセルすれば、それまでの勢いは殺されずに突き進む事ができ
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