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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第25話(幕間終了)
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改めて依頼を出させてもらったよ。学院生の目撃情報も、少しずつ入ってきているんだ。そちらも端末で確認できるから、探す時に役立ててみて。」
「ふうん、便利そうね。」
「ああ、依頼と合わせて定期的にチェックした方がよさそうだ。」
トワの説明を聞いたセリーヌが感心し、リィンは頷いた。
「―――それじゃあ、行きたい所があったらわたしに声をかけてね?それと、船倉エリアでジョルジュ君が工房室を準備してくれているから。ARCUSやクオーツはそちらの方で準備してね。」
「他にも、艦内の施設は一度確認しておくといいわね。今後、君達の仲間が増えてきたら使える設備もあるでしょうし。」
「わかりました。では地上に降りるメンバーは――――」
そしてリィンがメンバーを編成しようとしたその時
「あ、あの!少しいいでしょうか……?」
「殿下……?どうかしましたか?」
セドリック皇太子が申し出た為、中断した。
「えっと……パント卿にお願いがあるんです。」
「私にですか?何でしょうか。」
「その……空いた時間で構いませんので、僕を政治家として鍛えて頂けないでしょうか……!?」
「ええっ!?」
「……何故そのような事を?」
パントへのセドリック皇太子の頼みにエリオットは驚き、ラウラは戸惑いの表情をした。
「レン姫達の話ではパント卿はメンフィル帝国の”宰相”という大役を務めていた方との事。エレボニアに再び戦乱を起こさない為にも、父上の跡を継ぐ僕は早く成長して、父上達を補佐したいのです!」
「殿下……」
「なるほどね。政治に関して滅茶苦茶優秀な教師がいるから、せっかくだから有効に活用するって事だね。」
「フィ、フィーちゃん。」
セドリック皇太子の話を聞いたユーシスは驚き、フィーの言葉を聞いたエマは冷や汗をかき
「た、確かにパント様程適任な方はおりませんが……」
「…………―――セドリック殿下は本当にそれでよろしいのですか?”他国”の政治を司った私の教えを請えば、それを参考にした政治を実行する為にエレボニアが今まで敷いて来た政治体系を大きく改革する事になる可能性も十分に考えられます。そしてそれに反発する勢力が現れ、再び内戦に発展する可能性もありますよ。かの”鉄血宰相”と貴族達が反発し合ったように。」
ある事に気付いていたセレーネは複雑そうな表情をし、パントは真剣な表情でセドリック皇太子を見つめて問いかけた。
「―――はい。もう2度とこんな事が起こさない為にも、僕は今のままじゃダメなんです。お願いします……!」
「……フム………アルフィン殿下はどう思われているのですか?」
「フフッ、パント卿がよろしかったのでしたら
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