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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第25話(幕間終了)
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よね。」

「依頼、ですか?」

「なにそれ。」

サラ教官の言葉を聞いたリィンは首を傾げ、フィーはジト目になった。

「ふふっ。そこの端末を見てみて。」

「端末と言うと―――」

トワの言葉を聞いたエマは仲間達と共にブリッジ内に設置されてある導力端末に視線を向けた。



「これは……導力端末か。」

「学院の授業で習ったが……」

「百聞は一見に如かずよ。そちらにあるからまずは確認してみなさい。」

「ええ、それでは―――」

そして導力端末をアリサが操作し、リィン達は依頼内容を確かめ始めた。



「エプスタイン財団製の端末……授業で使ったのと同じタイプね。」

「相変わらずアリサさんは導力技術に強いですね……」

「さすがは”ラインフォルトグループ”の令嬢と言った所ですね。」

「改めて思いましたけど、この世界は科学方面が発展していますね。」

「ああ……対する私達の世界は魔術方面に発展している。興味深いな。」

端末を操作するアリサの様子を呆けた表情で見つめていたセレーネの言葉にシグルーンは答え、ルイーズの言葉にパントは頷き

「導力技術は私達からすれば当然の技術なのですけどね……」

「―――逆に言えば、異なる世界の技術は私達にとって驚くべき技術なのでしょうね。」

ルイーズとパントの反応を見たエリスは苦笑し、エマは真剣な表情で呟いた。



「――出たわ。」

「なるほど……」

「端末だとこういう風に表示されるのか……」

「情報局でも一部はこんな風になってるかな。」

そしてリィン達は依頼内容を確認し終えた。



「ノルド高原にレグラム、ガレリア演習場からの依頼……確かに各地で色々な問題が起きているみたいね。」

「な、なんだか見たような名前が書かれていた気がするんだが……」

「父さんの方面からの依頼もちょっと気になるけど……」

「ノルドに現れた不可思議な魔獣というのはさすがに気になるな……」

「これを全て、皇子殿下が集めて送ってくださったんですか?」

「すごいねー。帝国西部に行ったばかりなのに。」

仲間達が依頼内容を読んで考え込んでいる中、オリヴァルト皇子の手腕にエマとミリアムは感心していた。



「顔の広い人だし、遊撃士協会のネットワークも使っているみたいね。そんな感じで、君達ができそうな依頼を送ってくださるそうだから。やるかどうかは君達に任せるけど緊急度の高いものはやった方がいいかもね。」

「……了解です。正直、助かりました。」

「ふふ、具体的な目標があると我らも動きやすいからな。特に忘れてはならぬのが、士官学院生の安否確認か。」

「うん、わたしからも
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