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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第25話(幕間終了)
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頷き

「……何というか凄いですわね、皆さん……」

「はい……それに互いを信頼しあっているのが目に見えていますね……」

「こんな凄い人達が集まるクラスを立ち上げるなんて、やっぱり兄上は凄い……僕も早く追いつけるように努力しないと………!」

アルフィン皇女とエリスは苦笑し、セドリック皇太子は自身を叱咤し

「ま、前向きってのが最大の武器でしょうからね。」

セリーヌは静かな表情で呟いた。



「ふふっ、わたしたちも同じ事を考えてたんだ。……そこで提案なんだけど……今後、君達が地上に降りて用事をするついででいいの。各地にいる学院生達に声をかけてこの艦に呼んでもらえないかな?」

「あ……!」

「そうか……それもそうですね!」

「実際、この艦には現在、必要最低限のクルーしかいなくてね。臨時で働いてくれている人達もいずれは艦を降りてしまうらしい。その意味でも、士官学院のみんなに協力してもらいたいんだ。」

「そうして仲間を増やしていけばすぐには無理でも……いずれ―――機会があった時に士官学院を取り戻せる可能性が高められると思うんだ。何より、わたしたち自身の力で。」

「……会長……」

「ん、いいかも。」

「まさに”指針”ですね。」

「――わかりました。しばらく、この艦を拠点に帝国東部の状況を見極める……そうして各地に散らばった学院生たちを集めていく――それを俺達”Z組”の当面の任務としたいと思います。―――エリス、パント様、ルイーズ様、シグルーン中将閣下。改めてご協力、よろしくお願いします。」

仲間達の意見を纏めたリィンは新たな協力者の面々を見つめ

「元よりその所存でこの艦に乗船しました。未熟者ですが、皆様の足を引っ張らないように致しますのでよろしくお願いします。」

「期間限定とはいえ、私達も皆様への協力は惜しまないつもりです。改めてよろしくお願いします。」

「何か聞きたい事があればいつでも聞いてくれ。知恵を貸す事もまた”協力者”としての義務だからね。」

「フフ、改めてよろしくお願いしますね、皆さん。」

協力者の面々はそれぞれ答えた。





〜現在・カレイジャス・ブリッジ〜





「当面の任務は決まったが……まずはどこに向かうかだな。」

「ええ、降りられそうな場所はレグラム、ユミル、ケルディック、バリアハート、ノルド高原……一応、第四機甲師団の拠点にも降りられるのよね?」

「うん、昨日確認したら父さんの方も大丈夫だって。」

アリサに尋ねられたエリオットは頷いて答えた。



「ああ、できれば一回り回ってみたいが……」

「――それなんだけど。実は、皇子殿下から君達に”依頼”も回ってきてるの
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