第三章
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るものが多い、しかしアリスの世界はというのだ。
「安心していいわ」
「そう言うのね」
「そう、だからね」
「このまま行くのね」
「そうするわよ」
無事に帰られることを確信してというのだ。
「いいわね」
「そこまで楽観出来たらいいけれど」
キャロルは姉のその根拠がないとも思える楽観に不安も感じながらだった。そのうえでその姉と共に兎を追い掛けて駆けた、そしてだった。
その駆ける中でだ、キャロルはあることに気付いて姉に言った。
「さっきから私達ずっと走ってるけれど」
「全然疲れないわね」
「どうしてかしら」
「人生はランニングってことね」
「走るってことなの」
「そう、走って進むものよ」
それが人生だというのだ。
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