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アインクラッド篇
movement V 迫り来る狂気の行進曲
発端
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うのは?」

「………アマギさん、仲間の……仇をとってくれませんか?」

「それは、タイタンズハンドを殺してくれってことか?それなら……」

「いえ、監獄に送って下さい。………お願いします!」

「…………わかった。引き受けるさ。」

「ほ、本当ですか!?」

「ああ、放っとく訳にもいかないし………これ以上被害をだす訳にもいかないからな。」

「な、なら……これを!!」

そう言って差し出されたのは、回廊結晶だった。

「いいのか?こんな高価なもの。」

「ええ、使ってください。」

仕方がないので受けとる。出口は既に、監獄に設定されている。

「お願いします、『十字の剣聖』。」

「………その呼び方はヤメロ。」

十字の剣聖

俺に新しくついた二つ名だ。今までのものと、新しいものを組み合わせた捻りのない名前。最も、二つ名自体好きではないが。

「さてと、てな訳でシエラさん?」

「行っておいで。流石にそこまで鬼じゃない。」

鬼って自覚あったのかよ………。そんな事を思いつつ、店を出る。

「まずは情報だな。一人じゃ大変だし………、」

暫し考えた末、フレンドリストから一番暇してるであろうとある人物にメールを出した。
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