第三章
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ミガは祖父の言葉に従って彼の家で信仰されている神に願った。その介があったのか暫くしてだった。勉学に励んでいる彼にだ。
医学部で彼と共に学んでいる友人達がだ、彼に声をかけた。
「コンパに付き合わないか?」
「今週の土曜よな」
「ああ、コンパか」
実はミガは遊ぶことも好きだ、勉学に励んでいるがそれと共に遊ぶことも好きでコンパも誘われると断らない。
それでだ、今もこう答えた。
「じゃあな」
「そう言うと思ったぜ」
「御前酒も好きだしな」
「じゃあ一緒に楽しもうな」
「そうしような」
「俺達だけでやるのか?」
ミガは土曜が楽しみだと思いながら学友達に問うた。
「それで」
「ああ、教育学部とだよ」
「あっちと合同コンパだ」
「前は理工学部とだったがな」
「今回はそっちだ」
「そうか、教育学部か」
そう聞いてだ、ミガは考える顔になり言った。
「あっちとやるのははじめてか」
「そういえばそうだな」
「理工学部とか文学部はあってもな」
「教育学部ははじめてだな」
「そうだな」
「どんなコンパになるんだろうな」
ミガも言う。
「一体」
「場所はいつも場所だぜ」
「あのパブでやるからな」
「出る料理と酒は一緒だ」
「もう予約もしてるからな」
「場所が同じなら特に変わらないか」
はじめてのコンパの相手でもとだ、ミガは腕を組んで考える顔で言った。
「そうなるか」
「まあそうだな」
「じゃあ特に気にしないで遊ぶか」
「はじめての相手でもな」
「楽しく飲むか」
「あそこのビールは美味い」
そのパブの酒についてもだ、ミガは笑みを浮かべて話した。
「幾らでも飲めるな」
「御前酒強いからな」
「特にビール好きだしな」
「それは俺達もだけれどな」
「じゃあ飲むか」
「これからな」
「ああ、そうしような」
こう話してだ、そのうえで。
ミガは学友達と共にそのパブで開かれるコンパに出た、パブは十九世紀のイギリスのそれを模した洒落たそれでいて大衆的な店だ。ウガンダにはあまりない感じの木造で木の匂いがしそうだ。
そのダークブラウンの店の中に入り相手を待つことにした、幹事役の学生はこう言った。
「もうちょっとしたらな」
「来るんだな」
「相手は」
「ああ、ちょっと遅れるらしいんだよ」
教育学部の面々はというのだ。
「これがな」
「だからか」
「少し待つか」
「ここで」
「酒と料理が出るのもな」
それもというのだ。
「教育学部が来てからだからな」
「そうか、じゃあ相手が来たらな」
「それからやるか」
「楽しみにして」
「それでな」
一同もそれで納得した、勿論ミガもだ。それでそれぞれ席に座って待っているとだ。
その相手が来た、ここで彼等は
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