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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第233話 気になる瞳
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キやランの様な美少女だったから、半減どころか、全損しかけていたけれど、ALO内きっての美人姉妹であり、最強姉妹とも言われていた、アスナとレイナまでもが倒されてしまった為、その感情が少なからず湧いて出た様だ。
『ん〜……バーサク姉妹のアスナちゃんとレイナちゃんが負けちゃって、シルフの剣士、リーファちゃんも……だし』
『主だった奴らは、全滅って感じだよなー。……やっぱ衝撃なんわ、
キリト
(
ブラッキー
)
先生だろ?? 後目ぼしいのって、領主クラスの人らだけど、あの人たち、辻デュエルになんか参加しないし……』
観客
(
ギャラリー
)
達は、考え続けた。
もう、誰もいないのだろうか? あの2人を倒せないまでも、戦える相手はいないのだろうか? と。
そして、色々考えている雰囲気は、口に出しているからこそ、周囲にバレバレな訳で、一人の鍛冶屋兼マスターメイサーである、少女……、まぁ リズだが。リズが 妙な笑顔を見せたかと思えば、すぐに行動に出た。
「にっひひ〜〜。ほーーれっ!!」
「っっ!?」
背後からこっそりと、1人の男を押して前に出した。
その男は、先ほどの勝負の光景を食い入るように見つめていた為、背後に忍び込まれたのが読めなかった様だ。普段は『後ろにも目があるんじゃね?』と思われる程、感覚鋭い癖に、と思われたのは、また別の話。
STR型パワーでも全開にさせていたのだろうか? 結構な力だった。元々の
彼
(
・
)
の種族は、重量級ではないの+リズ自身のパワー(これがほんとの
鍛冶
(
・・
)
場の馬鹿力??)もあって、丁度
観客
(
ギャラリー
)
達の視線に止まる位置にまで、押し出されてしまい……。
「…………」
『………ああっ!!』
目が合ってしまった。
そそくさ、と久しぶりにフードを被ろうと、ウインドウを出そうとしたのだが、最早手遅れである。
「おおおおおおお!!!!! まだいたじゃねぇかあ!! ってか、なんで今の今まで思いつかなかったんだよっ!! オレらの最後の砦!」
「リューキがいるじゃねぇか!! 我らが
最終兵器
(
リーサルウェポン
)
! リュウキがよぉぉ!」
と、盛大に湧きに湧く。
非常に頭が痛い思いだ。確かに勝負には魅入ってしまっていて、久しぶりにゲーマーとしての血が騒ぐ思いだったのは否めなく、油断してしまったのもそうだ。
が、それとこれとは話が別であり、今度リズの所で取引するの、辞めようか、とも思ってしまっているのは、そう、リュウキである。
「きゃーーっ、リューキくん、来てたんだーーっ!」
「たまには、レイちゃんだけじゃなくって、あたしらも相手してよー♪」
「今度、付き合って〜? 何なら、リアルででも良いよ――?」
「あ、私も〜?」
今度は黄色
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