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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第233話 気になる瞳
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らしてみてみる一行。
確かに――、そこには4つのHPゲージが存在していた。間違いなく、生きているということが判ったのだ。
そして、唖然としているのは、リズやリーファ、シリカ達だけではなく、戦っていた張本人達も驚き、両眼を見開いていた。
絶剣のユウキは、立ち尽くすアスナの前に立ち。
剣聖のランは、頭上からの攻撃故に、倒れてしまっていたレイナを左手で引き起こしていた。
そして、対照的であり、夫々共通しているのは……、唖然としているアスナとレイナ、そして もう1つ、とても良い笑顔のユウキとランだった。
笑顔を向けたままに、威勢の良い声が発せられた。
「うーんっ、すっごくいいね! どう? 姉ちゃんっ!」
「私も、そう思うよ。ユウ。お2人に協力を仰ぎたい、って思う」
元気いっぱいに話すユウキと、それを訊いて微笑みながら頷くラン。
いったい何の話をしているのか判らないアスナとレイナは、ただただ 呆然としていた。
「な………ええ……?」
「あ、あの、………え?」
何が何やら訳が分からない、ということであり、自分でも間抜けに思う声を漏らすことしかできなかった。
「その、どういう……? それに、デュエルの決着は……?」
アスナからの一言である。当然、今の今まで 自分でいうのも何だと思うが、それなりに白熱したバトルを展開していたハズだ。よく考えてみたら、アスナとレイナ、2人のコンビについては、いろいろと騒がれているものの、
対人戦
(
PvP
)
では、そこまで経験がある訳ではなく、デュエルに関しても、1対1が常だった。
邪神級モンスターや、あの規格外とも言えるステータスの持ち主、フロアBOSSを相手にするなら兎も角、プレイヤー同士のタッグ戦だった訳だから、やっぱり、熱はかなり入っていたのだ。
「あ……、あの時、寸前で止めたの……、気のせいじゃなかったんだ……」
レイナは、自分自身の胸元をじっと見下ろしつつ、そうつぶやいた。
その太刀筋の速さから、《閃光》と言われている自分達だったが、今日、
本当
(
・・
)
の閃光を見た気がした。頭上から降り注ぐ閃光―――、それは閃光というより……。
と、其々いろいろと考えていた時、陽気な声が流れ出る。
「あはは。そう、でしたね。戦いの最中でした。……何も言わずに途中で止めてしまってすみません。……でも」
ランは、笑顔のままで、ユウキの顔を見ていた。
ユウキも同じく弾けんばかりの笑顔をランに向けて頷き、アスナとレイナを見ていう。
「うんっ、こんだけ戦えば、ボク、満足だよっ! というより、お腹いっぱいになっちゃったくらいかな? あ……でも、お姉さんたちはやっぱり、後味悪いかな? 最後までやりたい?」
ユ
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