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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第六話 訓練開始!
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合わせてから答える。
「名前と部隊分け、コールサインぐらいですが」
「そう。じゃあ、訓練に入りたいんだけど、いいかな?」
なのはの言葉にアスカが驚く。
「え?いきなり訓練ですか?オリエンテーションとかは…」
アスカが聞くと、
「うん、それは後日やるから」
にこやかに答えるなのは。
(……頭を切り替えよう)
アスカは敬礼して答えた。
「了解しました!」
アスカside。
「しかし、いきなり訓練とはね」
訓練着に着替えたオレは、歩きながら呟いてしまった。
「それって、おかしな事なんですか?」
隣を歩くエリオがキョトンとした顔で尋ねてくる。
ああ、そういえば、エリオは六課が初所属だったっけ。
「ああ。普通はオリエンテーションをやってからだから、早くても午後くらいなんだよ、初日ってのはな」
「オリ?」
聞き慣れない言葉だったのか、エリオが首を傾げる。
「オリエンテーションってのは、何て言うか……導入教育って言うの?新しい職場でのルールとか、どんな仕事があるのとか、細かい約束事みたいのを勉強する事なんだ」
オレが説明すると、エリオはなるほど、と頷いた。
よかった、納得してくれて。ツッコまれたらどうしようかと内心ドキドキだったよ。
オレじゃこれ以上うまく説明できないからな。
うん、次からこういう説明はティアナに任せよう、そうしよう。
「じゃあ、そのオリエンテーションをボク達はやらないって事ですよね?」
「後日やるって言ってたからな。それよりも、訓練を急ぎたいんだろ?」
そんな話をしていたら、ちょっと疑問に思った事がある。
なぜ急ぐ?
事件は待ってはくれない。だから、早急にオレ達の実力を見極める必要があるって事か?
副隊長以上のあの布陣。
まさかとは思うが……天変地異クラスの災厄がくるのかもな。割とマジで。
ヤベェ……ちょっと寒気がした。
「まってー、アスカー、エリオー」
オレが怖い想像をしていた時、後ろからスバルのバカみたいに明るい声がした。
振り返ったら、着替えたスバル、ティアナ、キャロが早足でコッチにきていた。
「おいおい、随分遅かったな」
オレは先ほどの怖い想像を振り払うように、ちょっと大げさに言ってみた。
「女の子の着替えは時間がかかるの!」
ぷう、と頬を膨らませるスバル。
15歳にしては幼い行動に、ちょっと和んでしまった。
「そんなに変わんないでしょ。しかし、いきなり訓練とはね」
ティアナもオレと同じ事を言ってる。
さっきの怖い考えの事を相談しようかと思ったけど、わざわざ訓練前に話す事でもな
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