暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第六話 訓練開始!
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
合わせてから答える。

「名前と部隊分け、コールサインぐらいですが」

「そう。じゃあ、訓練に入りたいんだけど、いいかな?」

なのはの言葉にアスカが驚く。

「え?いきなり訓練ですか?オリエンテーションとかは…」

アスカが聞くと、

「うん、それは後日やるから」

にこやかに答えるなのは。

(……頭を切り替えよう)

アスカは敬礼して答えた。

「了解しました!」





アスカside。

「しかし、いきなり訓練とはね」

訓練着に着替えたオレは、歩きながら呟いてしまった。

「それって、おかしな事なんですか?」

隣を歩くエリオがキョトンとした顔で尋ねてくる。

ああ、そういえば、エリオは六課が初所属だったっけ。

「ああ。普通はオリエンテーションをやってからだから、早くても午後くらいなんだよ、初日ってのはな」

「オリ?」

聞き慣れない言葉だったのか、エリオが首を傾げる。

「オリエンテーションってのは、何て言うか……導入教育って言うの?新しい職場でのルールとか、どんな仕事があるのとか、細かい約束事みたいのを勉強する事なんだ」

オレが説明すると、エリオはなるほど、と頷いた。

よかった、納得してくれて。ツッコまれたらどうしようかと内心ドキドキだったよ。

オレじゃこれ以上うまく説明できないからな。

うん、次からこういう説明はティアナに任せよう、そうしよう。

「じゃあ、そのオリエンテーションをボク達はやらないって事ですよね?」

「後日やるって言ってたからな。それよりも、訓練を急ぎたいんだろ?」

そんな話をしていたら、ちょっと疑問に思った事がある。

なぜ急ぐ?

事件は待ってはくれない。だから、早急にオレ達の実力を見極める必要があるって事か?

副隊長以上のあの布陣。

まさかとは思うが……天変地異クラスの災厄がくるのかもな。割とマジで。

ヤベェ……ちょっと寒気がした。

「まってー、アスカー、エリオー」

オレが怖い想像をしていた時、後ろからスバルのバカみたいに明るい声がした。

振り返ったら、着替えたスバル、ティアナ、キャロが早足でコッチにきていた。

「おいおい、随分遅かったな」

オレは先ほどの怖い想像を振り払うように、ちょっと大げさに言ってみた。

「女の子の着替えは時間がかかるの!」

ぷう、と頬を膨らませるスバル。

15歳にしては幼い行動に、ちょっと和んでしまった。

「そんなに変わんないでしょ。しかし、いきなり訓練とはね」

ティアナもオレと同じ事を言ってる。

さっきの怖い考えの事を相談しようかと思ったけど、わざわざ訓練前に話す事でもな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ