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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第191話
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ルベ周遊道から現れ、アリサ達に近づいてきた。
「や、”槍の聖女”に”神速”……!」
「それに”神速”と同じ甲冑を着ているそなた達はまさか……!」
「”鉄機隊”か……!」
「”結社”出身なのによくこんな公式な場に堂々と顔を出せるよね〜。」
リアンヌ達の登場にマキアスは表情を青褪めさせ、アイネスとエンネアを見て何かを察したラウラとユーシスは血相を変え、ミリアムは疲れた表情で指摘した。
「フン、今の私達は”英雄王”と”聖皇妃”の護衛騎士。会議に出席する”主”を守る為に護衛騎士である私達が護衛としてこの場に現れても問題はないでしょう?」
「た、確かにそうだけど……」
「そうは言うけど”鋼の聖女”に従っているだけであの二人を守る気なんてないのでしょう?」
「セ、セリーヌ……お願いだから喧嘩を売るような事を言わないで……」
デュバリィの話を聞いたエリオットは表情を引き攣らせ、セリーヌの指摘を聞いたエマは冷や汗をかいて指摘した。
「我らは”騎士”。確かにマスターに仕える事を至上としているが、そのマスターが仕えると決めた方達の身を守る事も騎士の務めだ。」
「まあそうは言っても、”聖皇妃”はともかくNo.1を軽く葬れる程の実力を持つ”英雄王”は守る必要なんてない……というかむしろ私達が足手纏いになるでしょうけどね。」
アイネスの説明の後にエンネアは苦笑しながら答えた後アイネスと共に自己紹介をした。
「自己紹介が遅れたな……我が名はアイネス。メンフィル大使リウイ・マーシルン並びにその奥方イリーナ・マーシルン直属の独立護衛部隊である”鉄騎隊”所属の”剛毅”のアイネスだ。以後お見知り置き願おう。」
「同じく”魔弓”のエンネア。”結社”出身の私達に対して様々な理由で思う所があり、信用できないでしょうが今の私達は貴方達と剣を交える”理由”もありませんし、そのつもりもありませんので警戒する必要はありませんわよ。」
「”剛毅”に”魔弓”……」
「……どちらも”神速”の彼女同様相当な使い手なのだろうな。」
二人の自己紹介を聞いたゲルドは呆けた表情で呟き、二人の強さを感じ取っていたガイウスは真剣な表情で二人を見つめて呟いた。
「えっと……リウイ陛下とイリーナ皇妃の”独立護衛部隊”とは一体どういう事なのでしょうか?」
「シルヴァン陛下が畏れ多くも私の実力を新参者でありながらファーミシルス殿やカーリアン殿と互角であると判断し、リウイ陛下とイリーナ皇妃の為に結成された部隊の事です。軍や親衛隊の指揮系統からは外れ、純粋にお二人を守る為に存在している部隊です。」
「なるほど……まさにお二人を守る為だけに存在する護衛部隊ですわね……」
エリスの
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