第6話
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のか……」
「ひょっとして……マクダエル市長も招待を?」
リーシャ達の会話を聞いていたエリィはある事に気付いて尋ねた。
「あ、はい。主賓としてお迎えするそうです。記念祭と合わせて、今回の公演を後押しして下さっているらしくて。今日も、お忙しい所にわざわざ陣中見舞いに来て下さいました。
「そうですか………」
リーシャの話を聞いたエリィは頷いた後考え込み
「……リーシャお姉さん、一つ聞きたい事があるのだけど、いいかしら?」
「ええ、いいわよ。何が聞きたいのかしら?」
「マクダエル市長をプレ公演の主賓として迎えるという事は、当然客席も凄くいい所を用意しているのよね?」
「ええ、貴賓席を用意したわ。」
「ちなみに貴賓席の位置は?」
「え?一番高くて見やすい場所だけど………」
レンの質問を聞いたリーシャは首を傾げて答え
「それと貴賓席というからには一般の人達の席から独立した場所にあるのよね?」
「ええ、そうだけど……それがどうかしたのかしら?」
「ううん、ちょっと気になっただけだから気にしないで。」
「……………?」
レンの質問が気になったロイドは不思議そうな表情でレンを見つめていた。
「―――リーシャさん。プレ公演、頑張ってください。リーシャさんなら初めてでもきっと大丈夫だと思いますから。」
一方考え込んでいたエリィはリーシャに微笑んで応援の言葉を贈った。
「あ……」
「そうだな、練習を見る限り何の心配もいらなさそうだったし。」
「おお、絶対にいい舞台になるって!」
「うふふ、あんなに凄い練習をし続けていたのだから、成功以外ありえないわよ♪」
「あ、ありがとうございます。その……とっても心強いです。それでは私、稽古に戻りますね。皆さん、ありがとうございました。……それでは失礼します。」
ロイド達の励ましの言葉を聞いたリーシャは微笑んだ後、ロイド達に頭を下げ、そして劇場の中へと入って行った。その後ロイド達はセルゲイへの報告等をする為に支援課のビルに向かっていると支援課のビルへの帰り道の途中にあるアンティーク屋からユウナが出てきた。
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