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Eipic1-I移ろいゆく季節〜Celebration〜
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れないと困るよ』

『そうそう! わたし達もお祝いしたいもん!』

『映像見せてもらったけど、すげぇ格好良かったぜ!』

『うんっ! 決勝戦って言うのかな? それは負けちゃったけど、それでも格好良かったし、それまでの試合もすごく格好良かった!』

『でも決勝戦でのシャルは、ちょっとエロかった』

最後に天守君がポツリと漏らすと、亮介君と護君までもが顔を赤くして目を逸らした。そう言えばさっき亮介君、映像を見せてもらった、って言ったよね。それに護君は、決勝戦、って。わたしとプラダマンテの試合は実質決勝戦にあたる。。わたし負けた時に騎士服がボロボロになっちゃって、結構素肌を晒してた。

「〜〜〜〜っ!!」

顔だけじゃなくて全身が熱くなる。咲耶たちが『破廉恥ですわ!』だとか『これだから男子は』だとか『○ね』だとか、亮介君たちを非難してるけど、今のわたしにそんな余裕はない。一体誰がこのビデオメッセージを撮影したのか、そして誰がわたしの試合映像を見せたのか、それを知りたい。

『なぁなぁ、ルシル。あの試合映像、貰えないか?』

亮介君がカメラに向かってそう言ったことで、このビデオメッセージを撮影したのが誰か判った。わたしは犯人である「ル〜シ〜ル〜・・・!」の元へとドスンドスン足音をわざと出して向かう。そして詰め寄って両肩を鷲掴んだ。

「どういうこと!? なんで見せたの!?」

「いや、だって実際に見せないと、どれだけすごいのか伝わらないだろ?」

「だからってわたしの恥ずかしいところを見せて良いってことにはならないでしょうが!」

「大丈夫。見られて困るような恥ずかしい部分は布地で隠れてるし」

「そういう問題じゃな〜〜〜〜〜い!!」

「安心しろ。亮介たちには君の試合映像は渡していない。あの場で見せた1回限りだ」

「だからもぉぉぉ〜〜〜〜〜〜!!」

もういいや、何を言っても上手く返されそう。大きく溜息を吐いたわたしは「もういいよ」そう言ってルシルから離れると、「すまない。配慮が足りなかった」ルシルが頭を下げて謝った。胸がズキッと痛む。そうだよね、ルシルだってわたしを困らせるためじゃなくて、喜ばせようとして撮って来てくれたんだもんね。

「わたしの方もキツく言ってごめんね。ちょこっと減点部分もあったけど、それでもみんなからメッセージを貰って来てくれてありがとう」

「シャル・・・。ああ、どういたしまして」

わたしとルシル、お互いに微笑み合って和解。そして最後のお祝いメッセージが流れる。モニターに表示されたのは、「グレアムおじさん、リーゼアリアさん、リーゼロッテさん・・・」はやてが言うように、艦隊指揮官・執務官長と言った経歴を持つ元顧問官、ギル・グレアム、それにその使い魔でありクロノ
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