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Eipic1-I移ろいゆく季節〜Celebration〜
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と思います。よろしくお願いします」

クロノが先陣を切ってくれた。わたしはユーノと頷き合って、「ユーノ・スクライアです」クロノに続いて挨拶をする。

「無限書庫の司書長に就任することになりました。今の僕がここに居られるのは、なのはやシャル、アースラの皆さんと出会ったからだと思います。えっと・・・セレネとエオスにも支えてもらって心強かったです。あの・・・こうしてパーティを開いてくれたこと、とても嬉しく思います。ありがとうございます!」

「えー、イリス・ド・シャルロッテ・フライハイトです! クロノやユーノとは違って特別な役職への就任ではないけど、剣士でのAクラス1位はわたしの夢の一歩で、それをお祝いしてくれることはとても嬉しいもので・・・。今回の昇格試験じゃパラディンになれなかったけど、みんなからのお祝いの言葉や応援を糧にして、次こそパラディンになって見せます!」

わたし達の挨拶が終わって治まらない拍手の中、「ではでは! 乾杯の音頭を、我らがリンディ前アースラ艦長に取って頂きましょう!」司会進行のエイミィがマイク片手に言う。

「え? 私で良いのかしら・・・?」

アースラの艦長職を息子であるクロノに譲って(もちろんクロノは艦長になるための試験や研修を行った)第一線を退いたリンディさんは、次元航行部から総務部に異動して内勤職になった。それも、この家で子供3人の帰りを待つため、ってことみたい。今の服装も私服だし、髪型もポニーテールじゃなくてうなじ付近での1つ結び。なんか、お母さん、って感じ。

「やはりここは艦長でないと」

クロノのその言葉にここに居る全員が頷いて同意を示した。リンディさんは「それじゃあ・・・」承諾してくれて、少し考え込んだ後・・・

「クロノ。あなたも19歳。これほどまでに立派になってくれたことが母としても、前艦長としても、とても誇らしい。きっと天国のクライド(あのひと)も喜んでいるわ。自慢の息子だって」

「母さん・・・」

「イリス。あなたと出会って6年。アースラスタッフとして一緒に働けたのは1年と短かったけど、まるで娘が出来たみたいでとても楽しかったわ。あなたがPT事件(あのとき)、なのはさん達を協力者として迎えてくれたおかげで、こうして素晴らしい“現在(いま)”を過ごせている。ありがとう。あなたの成長、これからもずっと応援させてもらうわね」

「・・・はい!」

あー、ダメだ、鼻の奥がツンとして今にも泣いちゃいそうだよ。

「ユーノ君。無限書庫の司書長就任、おめでとう。管理局発足以来、ずっと混沌としていた無限書庫の整理を行い、まだまだ時間が掛かるでしょうけどその成果を着実に上げて行っているあなたの司書としての手腕、とても素晴らしいものです。これからも頑張っていってください
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