暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-I移ろいゆく季節〜Celebration〜
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シグナムとヴィータとザフィーラを除くチーム海鳴メンバーと、セレネとエオスの声による放送だ。でも、「わたしだけなんか物足りない祝い理由だよね・・・」やっぱりちょっと落ち込む。

――今はとにかく1位になったことをお祝いしようよ、シャル――

フェイトにはそう言われたし、わたし自身も納得はしたんだけど、クロノやユーノに比べるとちょこっと、ね。だからと言って気落ちしてるのはナンセンス。パチンと両頬を叩いて「今は楽しめ!」だ。
そしてわたしとクロノとエイミィとユーノ、それにブリッジスタッフは会場であるレクリエーションルームへ。アースラは一応停泊中だから、オートモードにしていても問題ない。何かあればすぐにクロノか通信主任のエイミィに通信が入るしね。

「さて。クロノ君とシャルちゃんとユーノ君が先に入ってね」

レクリエーションルームの前に着くと、エイミィ達が数歩下がってわたし達の背後に着いた。さすがに主役より先に入らないか。そういうわけでわたし達は顔を見合わせて頷き合い、三角陣形でドアに歩み寄った。
プシュッと開閉音と共にドアがスライドした瞬間、「おめでとー!」の言葉と一緒にクラッカーの炸裂音。さらに後ろに居たエイミィ達からも「おめでとー!」とクラッカーの炸裂音が。

「「わっ!?」」「・・・!」

なんとなくだけど、なのは達からのクラッカーは想像できてた。だけど、エイミィ達からも来るとは思わなかったからビックリ。そしてまた「おめでとー!」と一緒に、今度は拍手がわたし達に送られた。
拍手が鳴り止まない中、わたし達はレクリエーションルームに足を踏み入れた。いくつもある長テーブルの上には、ビュッフェ方式ということもあって大皿が何十枚と置かれてて、美味しそうな料理がたくさん盛られてる。

「すごい・・・」

「横断幕まで作ったのか・・・」

わたしとクロノとユーノ、3人分の横断幕が壁に掛けられてた。そんなわたし達は室内に招かれて横一列に並ぶ。そして「はい、ジュースだよ♪」わたしはなのはから、クロノはエイミィから、ユーノはセレスから、ジュースの注がれたグラスを受け取った。

「では! 本日の主役であるクロノ君、シャルちゃん、ユーノ君から一言頂きましょう!」

「「え・・・?」」「なに・・・?」

まさかの無茶ぶり。断ろうにもみんなから拍手が起きちゃってるし、そんな雰囲気じゃない。ここで拒否しようものならこの空気をぶち壊すことに。ここは意を決して、何でもいいから喋ろう。

「コホン。本日は、僕クロノのアースラの新艦長就任、シャルの教会騎士団・剣士Aクラス1位、ユーノの無限書庫司書長の就任の、祝いの席を催して頂きありがとうございます。前艦長のリンディ艦長に比べあまりに若輩ではありますが、粉骨砕身の思いで努力を重ねて行きたい
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