暁 〜小説投稿サイト〜
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Eipic1-I移ろいゆく季節〜Celebration〜
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」
アリシアがドアの前に立ちはだかった。今回のパーティでお祝いされるクロノとユーノとわたしは、開始時間までは会場以外の場所で自由に待つことになってる。だから会場のセッティングが終わるまでは入れさせないつもりなんだ。
「(でも、こう拒まれると逆らいたくなっちゃうのも人の性)・・・よしっ」
「よし? あ、まさか・・・!」
さすがフェイト。同じ屋根の下で5年と暮らしたことで、すぐにわたしの考えを察した。わたしを扉の前から退かそうと両手で押して来たんだけど、「ちょいとごめんね」まずはフェイトからの押しを後方にクルっと回ることで「え・・・?」いなしてフリーになる。押すべき対象だったわたしが急に居なくなったことで、フェイトは前のめりに転びそうになる。
「シャ・・・、フェイ・・・!?」
わたしの突然の行動にアリシアが混乱を見せる。これはもうクリアしたも同然。アリシアの意識や体は完全にフェイトに向いてる。このままドアに向かうだけで良し。と、そう思ったわたしだったけど、大きな見落としがあるのを忘れてた。
「何やってんだい!」
そう、アルフが居たのを失念してた。だって小さいから見えなかったんだもん。小さい体でわたしに足払いを掛けてきて、「あいたっ!」わたしは体勢を立て直す前に仰向けにすっ転んだ。ちなみにフェイトは、アリシアが手を取ったことで転ぶことはなかった。アリシア、あなた、ホント強くなったよね。
「廊下で寝転んで、何をやっているんだ?」
「「「あ、ルシル」」」
声を掛けてきたのはルシルで、その後ろにははやてやシグナムたち八神家が勢揃いしてた。わたしは「ん」ルシルに向かって手を伸ばす。するとルシルの代わりに「はい、シャルちゃん」はやてがわたしの手を取って立ち上がらせてくれた。
「ありがと」
「どうも♪」
わたしとはやての視線がバチバチと交わる。卒業式の日、はやてはとうとうルシルに告白した、って聴いた。本格的にルシル争奪戦に参戦したんだけど、その当日にルシルが居なくなるって言う想定外の事態になっちゃった。しかも何かと理由を付けてわたし達と距離を取る始末。どれだけ寂しかったか。
『わたし、ルシルに起こしてもらおうって思ったんだけど?』
『うん、知ってる♪ そやからわたしが助けたんよ』
「「・・・・」」
そして最近、ルシルは以前のようにコミュニケーションを取ってくれるようになった。そう。争奪戦も再開となったわけだ。
「シャルロッテ。お前は今日、主役の1人だろう」
「今からあたしらはお前らのために会場のセッティングの手伝いをやんだ。だから・・・」
「ええ。主役は別室で大人しく待っててね♪」
「です!」
手を繋いだままではやてと見つめ合ってると、シグ
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