暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-I移ろいゆく季節〜Celebration〜
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†††Sideなのは†††
ユーノ君の無限書庫司書長の就任、クロノ君のアースラ新艦長の就任、そしてシャルちゃんのAクラス1位をお祝いするパーティーを今日、アースラで開くことになった。本当なら、シャルちゃんと同じようにAクラス1位になったトリシュちゃんやクラリスちゃん、それにBからAクラスの6位に上がったアンジェリエちゃんのことも一緒にお祝いしたかったんだけど、どうしても都合がつかなくて断念した。
「食材はもう昨日までに買い込んでおいたから問題ないとして・・・」
「家に帰って着替えを済ませたら即アースラに行って調理を始めないとね」
「人数が人数だしね〜。料理の量も数もとんでもないことになるよ」
授業の全てが終わっての放課後、部活や帰宅するために教室から出てくクラスメイト達に「また明日ね〜!」手を振って挨拶し合いつつ、私たちチーム海鳴も昇降口に向かいながらこれからのことを相談する。
「でもなんか複雑だよ。Aクラス1位にはなったけど、プラダマンテにはボッコボコにされたから」
シャルちゃんが大きく溜息を吐く。シャルちゃん達は昇格試験の2週間を闘い抜いて、見事に1位になった。けど試験最終日に行われた各騎種別の対パラディン戦で、シャルちゃん達はコテンパンにされちゃった。それがどれだけ衝撃的だったか。シャルちゃん達の強さを知っているからこそ余計に信じられなかった。
「マジで驚いたわよ。シスター・プラダマンテとの試合、開始1分とせずに負けたでしょアンタ・・・」
「絶対切断のスキル使ったんでしょ?」
「それでも勝てないって、シスターってどれだけ・・その・・・化け物なんだろう・・・?」
アリサちゃん、アリシアちゃん、すずかちゃんと思い思いに感想を言ってく。みんなが驚いた、シスター・プラダマンテの実力。絶対切断のスキルに一切の怯みもなく、真正面からシャルちゃんを打ちのめしたあのシーンは、思い出すだけでも鳥肌がすごい。
「15年間の無敗記録が18年に更新。・・・むぅ〜! どうやったら勝てるの!?」
うがー!って頭を掻き毟るシャルちゃん。正直シスター・プラダマンテに勝てる方法は無いと思う。シグナムさんどころかルシル君でさえも、正攻法じゃ勝てない、って評価を下した相手だし。私自身も、闘ったらきっと勝てない、って思う。
「はぁ。トリシュ達との約束もまた3年後にお預けか〜」
「今はとにかく1位になったことをお祝いしようよ、シャル」
「そうだね。うん、そうだよ、シャルちゃん。次の試験に向けて英気を養う。それが一番だよ」
パラディンになれなかったのは残念だけど、それでも結果は残すことが出来た。それを蔑ろにして暗い雰囲気になるの可笑しいもんね。私たちの言葉に「んっ♪ 3年後は絶対に勝つ!」シャル
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