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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第172話
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訳にはいかなかった。許してくれとは言わない。だが一言だけ謝らせてくれ。――――すまなかった。」
「いえ、元々俺達はロイドさん達がクロスベルを解放する為に動く事を承知の上で、内戦終結の方法を探り続けていましたし、オルディーネの件についても状況を考えれば仕方ありません。――――ですがせめてエレボニア帝国の滅亡の阻止をする為に……クロウ達を助ける為に全力で行かせて頂きます!神気――――合一!!」
ロイドに謝罪されたリィンは静かな表情で答えた後”力”を解放した!
「な、なんだぁ!?」
「そ、その姿はティオちゃんやレンちゃんと同じ……!」
「…………―――なるほど。それがエリゼさんが言っていたリィンさん自身が畏れているという”力”ですか。あの特別模擬戦の時に聞いてきた事は”それ”の事だったのですね。」
”力”を解放したリィンの姿を見たランディとエリィが驚いている中、ティオは静かな表情でリィンを見つめていた。
「凄い”力”だ……正直ティオやレンが”本気”を出した時よりも凄まじいかもしれないな……―――だけど、”それだけ”でエリィ達と共にアリオスさんを含めた多くの”壁”を乗り越えた俺に勝てると思ったら大間違いだ。」
紅き闘気をさらけ出しているリィンと対峙しているロイドは驚いた後決意の表情になり、膨大な闘気を全身に纏い、蒼き闘気をさらけ出した!
「―――クロスベル警察”特務支援課”リーダー、ロイド・バニングス。クロスベル皇帝ヴァイスハイト・ツェリンダーからの”支援要請”に従い、これより戦闘を開始する!」
「―――八葉一刀流、中伝。リィン・シュバルツァー、参る!」
「おおおおっ……!」
「はあああっ……!」
そしてロイドとリィンは戦闘を開始した!
今ここに!クロスベルの”英雄”と後にエレボニアの”英雄”として称えられる若き”英雄”同士による”一騎打ち”が始まった……!
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