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転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション
十話
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に東ドイツ・西ドイツは自由意志で参加したといっても・・・ソ連や国連によって物資や戦術機などを輸入している時点でどう考えても・・・無駄であったのだ。


こうした会話を受けていたグレーテルにしてみれば・・・自分達の存在意義を見出さなければ・・・
また使い捨ての部隊にされるという懸念が有る為に・・・

砲撃が飛んできている中でも一歩も引かずに・・・ただ単に近くにいるBETAを殲滅するという命令を出すしかなかったのだ。


『こんな命令しか出せないなんて・・・でも私は・・・契約者達の・・・盾ではない・・・ちゃんと存在意義を見せないと』

そんなことを思いながらグレーテルは指揮をしていたのだ。



そしてなによりも同志としてアイリスディーナが課した状況にテオドールは覚悟を決める。

国連太平洋方面第1軍東方遠征軍隷下の全部隊に作戦発動が達せられる。

艦隊からの砲弾、光線級のレーザー照射が飛び交い、重金属雲と爆炎が巻き起こる中、次々と揚陸部隊が展開していく。


その中には戦術機揚陸艦ペーネミュンデから戦術機中隊の姿があった、元々は第666中隊を運ぶ船であったが・・・


政治的判断もあり、第666中隊は最初揚陸地点の一つの周りに存在しているBETA群を排除して

補給を済ませて内陸に進めていた。 これもグレーテルの小隊のみが突出した形で現状も戦っているのだから西も国連軍も・・・


「なるほど・・・確かに東ドイツ最強の部隊といわれる第666中隊の一角だな・・・1小隊で揚陸地点の一つを手に入れたあとは・・・補給後・・・これほどの戦果を出すとは・・・さすがというべきか」


旗艦の戦艦ペンシルバニアの艦橋では・・・戦場から若干外れた場所でこの戦いを観測して明確な指揮をどんどん出していた。

その片割れには、揚陸地点を手に入れた時に負傷したファムは頭と左に包帯を巻きながら、この艦橋に普通にいること自体・・・破格の扱いだろう。



だが・・・やはりというべきか・・・衛星からBETAの増援が一万と出ていたために、ゆっくりとではあるが国連軍、米軍、欧州連合軍も砲撃を休めるどころか・・・


逆に砲撃のアメあられという形でどんどん打ち込んでいた。

これにもわけがあった・・・確かに前回の二回ともでかい進行は火星軍の偵察艦隊により防がれてしまったのだ、それどころか少しではあるが絶対防衛ラインがBETAが支配している地域に対して・・・

押し込んだのだ。


これは普通はありえなかったことではあったが、どう計算しても・・・やはり50mほど防衛ラインが押し上げられた真実・・・


地球側としても次の交渉の時に自分達がこれだけがんばれるという、体裁を見せておかなければ・・・


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