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世界最年少のプロゲーマーが女性の世界に
3話
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熱くなり、誰もが真剣に取り組むだけの価値があるんだって胸を張ってた。そして勝負の場で相手を尊敬し自分の為に相手を倒そうとした。あんたたちには死んでも理解できないだろうが、女尊男卑というくだらない世界に染まらない為に力を尽くす女性のトッププロゲーマーだっている。その人はISの適正がA+だった。その人はISよりもゲームが大切だと言い切った」

 その言葉は衝撃だった。ISを使える女性が女尊男卑を嫌い、女尊男卑を下らないと思ってそんな世界にならないように、力を振るう人がいるんだということに驚いた。
 そして、鬼一の言葉にはクラスメイトの誰よりも熱があった。

「織斑先生、僕も立候補します。クラス代表に。今の言葉だけは絶対に認めるわけにはいかない。今の流れなら方法はISを用いた試合形式がいいでしょう。分からせてやる」

 そう言った鬼一は席に戻る。

 ぱんっと手を打って千冬姉が話を締める。

「さて、話はまとまったな。それでは勝負は1週間後の月曜。放課後、第3アリーナで行う。織斑と月夜、そしてオルコットはそれぞれ用意をしておくように。それでは授業を始める」

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