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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第150話
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う事なく降伏しました。」

「姉さん…………」

「当然だけどカイエン公も拘束したわよ♪―――両腕が斬りおとされた状態でね。」

リアンヌの話を聞いたエマは悲しそうな表情をし、レンは凶悪な笑みを浮かべて答え

「え…………」

「両腕が斬りおとされた状態ですって!?」

「……何故そのような惨い仕打ちをして拘束したのですか?貴女達ならばそこまでしなくても五体無事で拘束できたと思うのですが。」

レンの答えを聞いたアルフィン皇女は呆け、サラ教官は厳しい表情で声をあげ、ヴァンダイク学院長は厳しい表情で問いかけた。



「だってあのオジサン、自分がユーゲント三世達より”尊い血”だ〜、とかエレボニアの真の皇は自分だ〜、とか色々と呆れるような事ばかり言っていたから余りの愚かさに怒ったパパとヴァイスお兄さんが両腕を斬り落としたのよ♪」

「カイエン公………」

「カイエン公はかつてのエレボニア皇帝の血を引いているとはいえ、今のエレボニア皇家は”アルノール家”の方々。それなのによくそんな事が言えますわね……!」

「不敬にも程があるぞ……!」

レンの話を聞いたアルフィン皇女は複雑そうな表情をし、セレーネとラウラは怒りの表情をし

「それにカイエン公爵はどうせ”処刑”するんだから、両腕を斬りおとした所で問題ないじゃない♪」

「よくもまあ、その年齢で楽しそうな様子でそんなエグイ事ばかり口にできますな……」

「……どうして貴女はそんな恐ろしい事を笑いながら言えるの……?」

「ま、”殲滅天使”だし。」

楽しそうな表情で説明するレンに厳しい表情で指摘するマカロフ教官と悲しそうな表情をしているゲルドにフィーは静かな表情で呟いた。



「それでクロウは!?本当にクロウは拘束されたのですか!?」

その時リィンは血相を変えて尋ねた。

「ええ。”無駄な抵抗”をしようとした所、パパに”C”の制圧を自ら申し出たエリゼお姉さんがパパに許可を貰って、まさに”瞬殺”と言ってもおかしくない速さで”C”を制圧したわ♪」

「な―――――」

「ね、姉様自らがクロウさんの制圧を申し出たのですか!?」

レンの説明を聞いたリィンは絶句し、エリスは信じられない表情で尋ねた。



「ええ。『兄様達を裏切った卑劣な愚か者とはいえ、かつては兄様達のクラスメイトであり、兄様達を支えていた方。せめてもの情けに”C”と”騎神”同士による決戦を”約束”していた兄様の妹である私がこの手で決着をつけたいのです』ってパパに言った後許可を貰って”C”を制圧したのよ♪」

「…………ッ…………!」

「姉様…………」

「エリゼお姉様…………」

レンの話を聞いたリィンは辛そうな表情で唇を噛み
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