第4話
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な姉ちゃんならともかくオッサンに言い寄られる趣味はねえぞ?」
「………フン、まあいいだろう。目障りだ、とっとと失せろ。」
ランディの話を聞き、鼻をならした後部屋を去るように命令した。
「ハッ………そっちが引き止めたんだろうが。」
そしてランディも部屋を去り、ロイド達と共にビルを出て、見張り達の視線が届かないところまで移動した。
「………参ったな。」
「完全に子供扱いでしたね………」
「フン、気に喰わねぇな………」
ロイド達はルバーチェ商会のビルを見つめてそれぞれ溜息を吐いたり、目を細めてビルを睨んでいた。
「そういえば、ランディ。何か呼び止められてたけどどうしたんだ?」
「………さあな。ただまあ、あの大男、ただのハッタリだけじゃねえぞ。まともにやり合ったら今の俺達じゃ歯が立たねぇだろ。」
「そうかしら?”あの程度の相手”なら、レンだったら一人での制圧は可能だし、”影の国”で多くの猛者たちとの戦いを経験したロイドお兄さんでも一人で制圧できると思うわよ。」
「ちょっ、レン!?幾らなんでも俺一人であんな相手を制圧するとか無理だから!」
ランディの推測に対してレンは首を傾げながら答え、それを聞いたロイドは慌てた後疲れた表情で指摘し、エリィ達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「あんなとんでもない相手を”あの程度”と言える上一人での制圧も可能だなんてさすがはあのアリオスさんと同じ”八葉一刀流”の皆伝者よね……」
「……ですね。というかちょっと気になっていたのですけどその”影の国”という所は一体何なのですか?」
「う”っ。え、え〜と……そんな事よりも議員との繋がりがあるとはいえ、あの余裕は気になるよな………?」
我に返ったエリィは疲れた表情で呟き、エリィの言葉に頷いたティオに視線を向けられたロイドは表情を引き攣らせた後話を無理矢理戻し、ロイドの露骨な態度にエリィ達は冷や汗をかいた。
「ハア……誤魔化すにしても幾らなんでも露骨過ぎるわよ。」
「元はと言えば君の発言のせいだろう!?―――それで話を脅迫状の件に戻すけど、あの若頭の言葉を鵜呑みにするわけじゃないけど………俺は、この件にルバーチェが関係している可能性は低いと思う。」
呆れた表情で溜息を吐いたレンに疲れた表情で指摘したロイドは気を取り直してエリィ達を見回して意外な事実を口にした。
「えっ………!?」
「でも………脅迫状を見て明らかに反応してましたよね?」
「ああ、間違いなく何かに気付いたんだと思う。」
エリィとティオの質問にロイドは頷いた後懐から脅迫状を出し
「恐らく、気付いたのは―――差出人の名前………これに反応したんだと思う。」
「”銀
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