第4話
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告してやろうと思ったわけだ。てめぇらが何をしようがこの街の現実は変わらねぇ………ましてや俺達をどうこうする事など不可能ってことをな。」
「………くっ…………」
「………………………」
「随分、余裕タップリじゃねぇか………」
嘲笑しながら言ったガルシアの言葉を聞いたロイド達は悔しそうな表情をし
「わかったら、とっとと失せろ。てめぇらみたいなガキどもを相手してるほど暇じゃねえんだ。だが、これ以上歯向かえば………ガキだろうが容赦なく叩き潰す。いくらあの”風の剣聖”と並ぶ”小剣聖”がいようと、所詮は個人だ。個の力が組織の力に勝てる訳がねぇ。」
「うふふ、やっぱりレンの事も知っていたのね。ま、個の力が組織の力に勝てるなんて”普通に考えたら無理”なのはレンも同意見ね。―――最もレンが知っている”強者”達と比べれば、オジサンは大した事ない相手だけどねぇ?」
ガルシアの忠告に対してレンは意味ありげな笑みを浮かべて答えてガルシアを見つめた。
「ほう……?この俺を大した事がない相手と言えるとは、随分と命知らずな事を言えるクソガキだなぁ……?」
「レンは事実を言ったまでよ。実際オジサンは”執行者”達と比べれば大した事ないもの。――――ま、”古巣”を離れて”格上”と戦わずに弱い者いじめをし続けるお山の大将で満足していた人とレンが知っている”強者”達と比べるなんて、”強者”達に対して失礼ね♪」
「随分と囀ってくれるじゃねぇか……ガキが大人に逆らえばどうなるかその身に思い知らせてやってもいいんだぜ……?」
「うふふ、思い知るのは果たしてどちらになるのかしらねぇ?」
小悪魔な笑みを浮かべるレンの話を聞いたガルシアが不敵な笑みを浮かべてレンを見つめ、対するレンも不敵な笑みを浮かべてガルシアを見つめたその時
「レン、それ以上の挑発は止めるんだ……!忠告、ありがたく受け取っておきますよ。―――行こう、みんな。聞き込みはこれで十分だ。」
ロイドが立ち上がってレンを制止した後エリィ達に退出を促した。
「ええ……」
「……ですね。」
「ま、リーダーのロイドお兄さんが決めたのならレンはそれに従うしかないわね。」
「ヘッ………茶の一杯くらい出しやがれってんだ。」
ロイドに続くように立ち上がったエリィ達はそれぞれ部屋を去り始めたが
「―――待て。そこの赤毛………」
ランディが最後に部屋を立ち去ろうとしたその時、ガルシアが呼び止めた。
「………ああ、俺のことか?」
「その赤毛……どこかで見たような………いや………そんな筈は………」
振り返ったランディに見つめられたガルシアは考え込んでいたが
「おいおい、勘弁してくれよ。グラマー
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